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2019年09月23日16:28

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キングオブコント2019

まずは、どぶろっくおめでとう!チャペル
優勝した時、嬉しさより「え?俺たち?」という驚きの方が先に来ていたのが可笑しかった。優勝して1番吃驚したのは彼ら本人だったろう。最終決勝のネタだけで見たら、おそらくうるとらブギーズが1番だったとは思う。出来も良かったし、どぶろっくも「ああ、うるとらブギーズ優勝だな」っていう顔に見えた。
でも、最後まで、自分達のスタイルを貫いたどぶろっくは恰好良かったよ。
彼らは、このネタをやるしかなかったんだろな。あまりに下ネタソングの印象が強すぎて、おそらく普通のコントをやったところで、決勝どころか、1回戦通過するかも分からない。だったら、下ネタ歌コントをカスタマイズして「キチンとしたコント」に見せてしまえ!ってところだろう。最初「ミュージカルかよ!」って思った(笑)。
しかし、ゴールデンタイムで、あんなに「イチモツ」を連呼したのは、史上初なのではなかろうか?(笑)ある意味快挙。TBSさん太っ腹。
個人的に、2本目…というか、第2部(だよね、あれは!・笑)の「イチモツを金色に変えてくれる」って言うのがバカバカしくて好き。どういう折衷案(^_^;)。それに対し、後々「大きなイチモツを下さい〜、色も変えて下さい〜♪」と唄う樵(苦笑)。

ずっとキャラを貫いていた彼らが優勝が分かり、嬉しさがこみあげて、最後に江口氏が泣いてしまい、この時ばかりはキャラが崩壊していたのが可笑しかったし、良い姿だった。すぐに「涙じゃなくて、ガマン汁です。」とキャラに戻ってはいたけれど。

今回は出場者に初出場が多く、若手が多くて良かったです。でも、ザ・マミィとかは残ってないんだね。

私は基本的に表現モノに点数を付けるのが嫌いです。個人の趣味・嗜好が大きく反映される表現モノに点数を付けても無意味だと思うから。
毎度書いてしまうけれど、モネ、ダ・ヴィンチ、カラヴァッジョ、ピカソ、ミレー、マネの絵を一同に並べ「どの絵が1番か点数を付けなさい。」と言ってるようなモノだと思うから。このアンケート、現在の日本で取れば、印象派好きが多い日本では、モネが1番になるはずです。でも、私は印象派は嫌いなので、モネを最下位にする。明暗が強く、ヌードと血が出てる絵が好きな私はカラヴァッジョを1位にする(でも、日本なら彼が最下位だと思う)それだけのコトなんです。
なので、「私はうるとらブギーズが好きだった」「空気階段が1番面白かった」「俺はジャルジャルが1番良かった」そういう意見があって当たり前。なくちゃおかしい。
今回は、たまたまどぶろっくを審査員が高評価したってだけでね。それだって、後年評価が変わるコトなんて表現モノはざらでしょ?青木繁の“わだつみのいろこの宮”は、最初に出した展覧会では、3等末席の1番最低の賞しか取れなかったのに、今は重要文化財じゃないですか。そういうコトですよ。

私はこういう番組は、芸人のネタと言う本業をゴールデン番組で出来る数少ない場だと思ってます。そこでマイナーな若手なら名が知られ、単独ライブに人が入ったり、仕事が増えたりして、彼らが思う、芸人としての成功が出来れば良い。そう思っています。

ところで。何で、KOCって、事務所名出ないんでしょうね。所属事務所名を出して欲しい。よしもとみたいな大手はともかく、小さい事務所はこれが宣伝になって、事務所ライブにお客が来たりするんだよ。

今回はよしもと勢が多かったな。いつもそうだっけ?

うるとらブギーズ 1番最初にネタやって決勝まで残った。催眠術のネタはアイディアよなと思う。“一緒に喋っちゃう癖(ある意味病気や障害のようなモノかも)”を治して欲しくて催眠術をかけてもらう。あれ、最後治ってはいたから、催眠術師の腕も良かったんだな(笑)。
2本目も面白かった。余計な雑談で盛り上がった結果、肝心なところを見逃す実況者&解説者。でも「オハヨオ」は気持ちが分かる。「あ〜!!言いたい。」ってなるよな(笑)。トータルでみたら、彼らが1番出来は良かったんだ。どぶろっくの爆発力に負けてしまったけれど。事務所はよしもとよね。

ネルソンズ 私は初期から有田ジェネレーションや、こそこそチャップリンを観ているので、ネルソンズが残って本当に嬉しかった。これ、有ジェネとかでイジって貰えるかな?小峠氏もいるし。チャップリンではいつも優勝逃して2位だし。
でも、これが勝負ネタ?ってちょっと思った。私、ラーメン屋のネタが凄く好きなんだ。1日しか休めない養鶏場のオジサンが評判のラーメン屋に来たのに、目の前でラーメンなくなっちゃうやつ。
ちょっとネタとして弱かったような気がするケド、青山氏骨折してたし、色々事情があったのかも知れない…。

空気階段 私の好きな空気階段。このネタ、うっすら怖いんだよ。3人同じ容姿のお客は、ドッペルゲンガーかも知れず、ただあのお客が運転手をからかってるのかも知れず…。この得体の知れなさ。かたまり氏が上手いんだろうな。ポイントカードの小ネタも好き。日付分のポイントって斬新だよね。2本目が観たかった。

ビスケットブラザーズ 私、初見でした。途中何故か小劇団の演劇のようになる(笑)。でも、話自体はファンタジーでハートウォーミングな話し…よね?「マン」「デイ」「サーズ」「デイ」が好き。

ジャルジャル 1本目の声の周波数。ジャルジャルらしくて面白かったぁ。2本目のネタは本来やるネタと変えたってコトだよね?(骨折で用意してたネタが出来なかった)その出来なかったネタが観てみたかった。私、オチが怖いネタが好きなので、2本目のネタも結構好きだったのだが。「幽霊かな?」って思って。もしくは、あの部屋に残っていた思念のような物。ひょっとしたら、あのオジサンは、強盗に殺されていたのかも。

どぶろっく もうね。ズルイよ。飛び道具だよ、こんなの(笑)。笑うよこんなの。ミュージカル「イチモツ」そう名付けたい(笑)。でも、ここに来るまで皆よしもとの芸人だったんだよ。どぶろっくで初めて他事務所。浅井企画ね。よしもと多いよね。第1部は、森氏が神様で、江口氏が農民。第2部は、江口氏が沼の神様で、森氏が樵。下ネタソングのまんまではなくきちんとカスタマイズして来たのにも驚いた。

かが屋 どぶろっくの後じゃ、やりづらいよね!!(^_^;) しかもかが屋だよ?かが屋って、さほどネタ温度高くないじゃん。三村氏も言っていたと思うが、店内で“蛍の光”を流し、時間軸を決める。これを基準に時間を戻し、過去時間と行き来させる。ツイッターを見たら、この時間軸が「分からなかった」という人が結構いて、「あ〜、現在のTVの弊害」って思う(^_^;)。
今のTVって、分かりやすく作り過ぎて、自分の頭で組み立てる作業をしないで観られちゃうんだよな。これは、観客が自分で時間を解体し、組み立てないとダメなネタだからね。あの喫茶店のマスター優しかったな。最後の「お金…」で「いいから、行って行って!」ってね。きっとあの男性は、後日、結果報告をしつつ、お金を払いに来るのだろう。事務所はマセキ芸能。数少ないよしもと以外。

GAG 私、このネタ好きだったな。点数はイマイチ伸びなかったケド。彼女だから、そりゃ「ブス」って言われて笑えるワケないよなって言う。「役所の職員には分からない価値観」で笑った。彼氏には彼女が篠田麻里子さんに見えるんだもんな(笑)。で、結果、「トリオにならないか」って言うオチも好き。大竹氏が「彼女もそんなにブスじゃないしね。」と言ってたのも何か可笑しかった。

ゾフィー。今は、グレープカンパニーかな。不倫謝罪会見を開く腹話術師。設定は面白かったんだケド、いかんせん、腹話術がもう少し上手い方が、説得力があったかと。松本氏が言ってた「カメラワークに助けられた」は、そういう意味だったのかな?と。(口元を上手く隠して撮ってくれたりもしてたので)でも、人形のふくちゃんの表情は良かった。何かムカつくし(笑)。

わらふぢなるお バンジージャンプ。これが勝負ネタだったのか!宅配カレーのネタをやるのかと思ってた。ひょっとして、宅配カレーのネタは2本目だったとか? わらふぢ〜も、現在グレープカンパニーかな。
バンジーのネタだと、確かに爆発力が少し弱くて、面白いけど、こういう賞レースには不向きなのかも知れない。でも、最後、沢山映ってて、凄くおいしかったわらふぢなるお。優勝発表云々の時まで何故かいるっていう(笑)。

皆、真剣にネタ勝負をしていました。そして芸人はネタをやってる時の姿が1番恰好良いです。ええ、例え、下ネタソングを唄ってるどぶろっくでも、ネタやってる時が1番恰好良い!
機会があれば、彼らの本気を感じる為に、生の舞台を観て下さい。色んな本気が観られましてよ。

どぶろっくが『KOC』12代目王者に 最後まで下ネタ貫く「夢じゃないよね?」
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=54&from=diary&id=5797676
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