mixiユーザー(id:8558307)

2019年08月04日18:35

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君の膵臓をたべたい

膵臓を食べたいって、ちょっとオカルトっぽいなあと思った。
でも、それは、爪の垢を煎じて…と同意だと知ると、納得もする。
主人公、春樹の1人称の語口で表現される咲良は、あまりにも真反対で、どうして一緒にいることができるのか不思議なくらいだ。男女の関係に、仲良しという関係を理解できない自分には、羨ましさに似た感情をもたらした。そういう意味では、私も主人公の彼と同じだったのかもしれない。流行りの恋愛小説につきものの、彼または彼女の死と絶望感ではあったけれど、それだけではない友達の作り方とか理解とか、そういう基本を教えられた気がする。もう一つの大きなテーマが、生と死の捉え方だったようにおもう。こんなに近くにいる彼女の死を受け入れられないでいるのは、人との距離感を知らないから?彼女と付き合っていくことで、人の命の大切さ「明日死ぬかもしれない」という捉え、残された寿命にことかいてこんなに早く死を迎えるなんて。小説に一生懸命にさせられて、ここ最近では速く読んだ。
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