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2019年07月23日22:09

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ザ・ピーナツ、3人娘～渡辺プロ黄金の‘60年代と現代～ギャル曽根、ブルゾンちえみ

～踊る指揮者スマイリー小原～イヤミ芸能プロ～

先週「ジャニーズ事務所」のことを書いたが、
付随して1970年代まで、芸能界は「渡辺プロダクション」
（以降、ナベプロ）が牛耳っていたと記した。

↓こんな集合写真（75年頃）も紹介したが、

むしろ同プロが凄かったのは、60年代だな！

なにしろ所属女性タレントがザ・ピーナツ、木の実ナナ、
伊東ゆかり＋園まり＋中尾ミエの「スパーク3人娘（中央画像）」、
梓みちよ、いしだあゆみ、奥村チヨ、、
このメンバー、’70年代前半女性アイドル歌手で言えば、
実際にナベプロ所属の小柳ルミ子、天地真理、アグネス・チャンに加え、
南沙織、麻丘めぐみ、中三トリオが同じプロダクションにいたようなものだよ。

男性ヤング歌手で言えば、60年代前半は、非ナベプロの
御三家（橋幸夫、舟木一夫、西郷輝彦）＋三田明
＋ジャニーズが優勢だったが、
後半は布施明、森進一、グループサウンズブームで
ザ・タイガースとワイルド・ワンズがナベプロに加入。

このナベプロが主体で、‘59年～’70年に
放送していたのが、「ザ・ヒットパレード」

63年頃から68年くらいまでよく見ていた。
♪みんなで引っ張れ～♪って、なにを引っ張るのか
と思ったものだ

。

この番組は、洋楽（それもアメリカポップス）のカバーを
ピーナツや中尾ミエ、ロカビリーブームで人気があった
ミッキーカーチスや尾藤功、スリーファンキーズ
（田辺靖雄あたりも出ていたかな？）、
ナベプロ所属ではないが、提携していた
事務所のブルーコメッツが歌うもの。

このスリーファンキーズ（左画像）
（長沢純、高橋元太郎ら、メンバーがよく変更になった）
は楽器を持たない歌と踊りの3人組で、ジャニーズと比較されたが
（というか、やはりジャニーズの方が人気はあったと感じる）、
デビューはこっちの方がやや早かったようだ。
従って、ジャニーズは「ヒットパレード」には出ていなかったと思う。

スリーファンキーズが出ている同番組を見て、
当時、中学～高校生の姉がぽつりと一言
「この人達、ちょっと重いのよね」

姉は別にジャニーズのファンではなかった。
御多分に漏れずジュリーが好きだった。

ともあれヒットパレードは「明るく、乾いた、アメリカンな雰囲気だった」
それを象徴したのが踊る指揮者、スマイリー小原とスカイライナーズ。

この「明るく、乾いた、アメリカン（非・日本的）」な
ムードが私、好きなんだよ！
街で言えば（隣の）成城、雑誌で言えば「月刊・少年」、
映画はそのころ住んでいた砧に撮影所がある東宝
（怪獣、クレージーや若大将物）。
その若大将、加山雄三も時期不明だが、ナベプロに
所属していたことがある。

もう一つ、ナベプロが主体になった人気番組は
「シャボン玉ホリデー（61年～7２年）」

これはピーナツと、これまた‘60年代の大スター、
クレージーキャッツを起用した
歌とコントの番組、なべおさみや、小松政夫もここからブレイクした。
歌手は、洋楽系ではない布施明が良く出ていた。

あと60年代にナベプロからデビューしたタレントは藤田まこと、ドリフターズ、
水原弘（59年デビューだが、67年に再ブレイク）内山田洋とクール・ファイブ
じゅん&ネネ、ザ・ゴールデンハーフ、仲雅美、小山ルミ、トワ・エ・モワ等。

それと、ナベプロは、タレントの養成機関として
「スクールメイツ」を発足させたんだね。
森進一とか、じゅん&ネネ、キャンディーズも出身者だが、必ずしも
ナベプロに所属にならなくても良いんだな。

ナベプロ興亡史、続けて70年代も書こうと思ったが、
長くなるので次回。

翻って、現在のナベプロ所属タレントをWIKIで見ると、、、
私が知らないせいもあるが、ヤングアイドルはほとんどいないね。
AKB48の柏木由紀と中川翔子くらいだ。

あと、よくテレビで見るのは、立川志らく、林修、
加藤一二三（もう見なくなった）、江原啓之（過去の人だな）、、
なんか本職を持った人がタレント活動をするために
所属しているという感がある。