時が流れるのは早い。ジャイアント馬場があの世に逝ってからもう20年が経ってしまった。
ということで、昨日(19日)両国国技館に行き、ジャイアント馬場没後20年追善興行を観てきた。私は昭和プロレスを楽しんだ世代なので、三沢光晴亡き後のプロレスをすっかり見なくなってしまったが、今回はブッチャーの引退セレモニーもあり、私にとってはプロレスの総決算ということにもなる。
いろいろ書くと長くなるので、書くのはちょっとだけ。まず、第一試合のバトルロイヤルでアブドーラ小林がブッチャーとテリーファンクの闘いをオマージュしたようなフォーク攻撃をしていた(相手は誰だったのか?)のにどれだけのファンが気付いていただろうか。フォークは耳を狙っていたように見えたので、1979年世界最強タッグを再現したと思っているのだが、どうだろうか。
そして、セミファイナルでのマスカラス兄弟はそもそも「76歳と68歳の2人は本物か?」という気になるような感じだったが、そんな“高齢者”を相手に試合を成立させたカズ・ハヤシとNOSAWA論外は絶賛されてよいだろう。これがプロレスの良さというものである。
あと、NHKのニュースウォッチ9でブッチャーの特集をしたのに驚いた。さらに、1977年の伝説のオープンタッグ選手権の映像を使ったのには仰天した。何かとうるさくなった平成時代最後の年にブッチャーがテリーファンクの右腕をフォークで刺す映像をNHKで見るとは思わなかった。そういえば、今回のセレモニーでテリーのコメントなどが一切なかった。公式HPではスケジュールが合わなかったとあったが、コメントくらいあってもよいはずだ。何かあったのだろうか?
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