【天文】【日常】ふたご座流星群とウィルタネン彗星

★…というわけで、地獄から生還してまいりました（笑）。

★14日は朝10時に出勤していろいろ準備して、そのまま晩の21時〜24時まで「ふたご座流星群観望会」。天気予報がいい方に外れ、一晩ピーカンのいい空でした。お客さんは132人。解説や対応に走り回って観望会は無事終了。その後朝まで粘るつもりでお越しになった東京の天文施設の皆さんに付き合いながら写真撮影。疲れまくりですが、写真はそこそこうまくいきました。

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・撮影データ…2018/12/14 25:14〜。シグマ17-50mmF2.8レンズ→17mmF2.8＋キヤノン60Da(ISO6400)。20秒×270枚中20枚（背景4枚＋流星16枚）。ステライメージ7で合成・画像処理。

今年もふたご座流星群の出現は堅調で、けっこうな数の流星が見られた…ようです（笑）。私自身はイベント中は忙しすぎたし、撮影中もイベントの後処理でろくに夜空を見られなかった。好きな道とはいえ、仕事にすると往々にしてこういうことになりがち。人生とは因果なものであります。

★星座線をつけるとこうなります。ふたご座の一点、カストルの近くから放射状に流星が出ているのがよく分かるかと。


こういう写真を撮りたかったのであります。

★その日はそのまま天文台で2時間半ほど仮眠して、翌朝から後片付け。さすがに身が持たんので、午後に仕事の相方が出勤して来てから帰宅し、飯食って1時間半ほど仮眠して、今度は夕方から市内のイルミネーションイベント会場で街頭観望会。21時まで頑張り抜いて、やっと「デスマッチ」終了となりました。いや〜、キツかった！そして乗り切った！

★そして昨日日曜日は通常通り午後から出勤。曇りベースだったのでお客さんもほぼなく、まったりとこの間の写真の画像処理をして暮らす。そして今日の休みは午後までゆっくり寝て、今こうして日記を書いているというわけであります。

★ああ、そうそう、地獄入りの前夜、13日の晩に撮ったウィルタネン彗星のアップ写真も。

・撮影データ…2018/12/13 21:55〜。タカハシε-160＋キヤノン60Da(ISO6400)。30秒×6枚。ステライメージ7でメトカーフ合成・画像処理。

ウィルタネン彗星はとても大きくて、焦点距離530mmのイプシロンで撮ってもちょっとアップすぎるくらいです。淡いですが、見かけの直径は満月の3〜4倍程度はありそう。肉眼でも微かな光芒として確認できました。バックの星が流れているのは、撮っている間の彗星の動きに合わせて複数のコマを合成しているから。地球にとても近づいているので、短時間の間にもこれだけの動きがあります。

★とにかくこれで今年最後の大きなヤマを無事越えられました。あとはのんびり年越しを…といきたいところですが、実はあともう一つ小さなヤマがある。次はクリスマス観望会でのサンタコスプレだ！（笑）。