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2018年10月27日15:46

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ローリーに捧げるー1ジャー・ヒロ

2001年8月27日、ローリー(雄)が昇天した。享年十五歳。超大型のゴールデン・リトリバーとしては長寿だったが、最晩年は寝たきりになり哀れだった。もう人生に苦しみしか残ってなければ、安楽死も賢明な決断だよ、ローリー。真田氏を恨むなよ。彼も辛い思いをしたのだから・・・。
 賑やかな家族に囲まれた生活から、他人の手に、そして一人暮らしになった主人の元に戻る。不幸な人生と言えない事もないが、主人の精一杯の愛情に育まれて、君は老犬になっても無邪気で朗らかだったね。ライオンのように大きかったのに、ジベルニーのお客たちの誰一人として怖がる人は居なかった。夏になると、君は指定席だった庭の大テーブルの下でいつも昼寝をしていた。同じテーブルで客たちが遠慮がちに食事をしていた。僕はそれを見て噴出しそうになったものさ。

 君は僕と会うと、いつもヒーヒーと、文字通り嬉しい悲鳴をあげたね。僕はそんな君が大好きだった。何時間でも撫でてあげたかったけど、いつもちょっととしか相手もしなかったと反省しております。御免なさい。店内でコーヒーを飲んでいると、君が外で待ち構えていたのを思い出す。でもあまり長居をすると、君はすごすごと車に戻ったりした。

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