マクラーレンにとっては幸いなことに、開幕戦オーストラリアの日曜の天気予報は雨の可能性大だそうだ。
雨ならば冷却不足の問題は露呈しにくく、ウェットコンディションならパワーを絞ってエンジンを労わっても他チームとあまり差がつかない。かつアロンソの腕ならマシンが戦闘力不足でもレインレースなら何とか形にすることが出来る。
優勝候補は当然メルセデス。かつハミルトンはアクセルワークによるスライドコントロールが得意なドライバーで、レインレースで速い。間違いなく優勝候補筆頭。
タイヤ巧者なベッテルや、アグレッシブなフェルスタッペンもレインレースは得意。レインレースはマシン差が出難いので、トップ3チームのエース対決になりそうな気がする。
トロロッソ・ホンダは、F1でまだレインレースの経験をしていない新人二人だから、ちょっと厳しいかも知れない。ハートレーは耐久レースやってたからレインは上手いかも知れないが。
ホンダエンジンは今のF1で最もドライバビリティが優れている感触で、エンジンが軽くてコンパクトな分、車体全体の重量バランスが良い(コンディションに合わせてバラストの搭載位置を移動する自由度が高いことも含み)ので、車体は雨が得意かも知れない。雨ならばピークパワー不足が不利にならないし。
雨のレースでホンダエンジンのフレキシブルさが実証された場合は、残りの日程も雨が降ったらトロロッソの日になる可能性が高くなる。
決勝日が雨ならば、先頭はエース対決、中団はトロロッソ VS アロンソ が楽しみな展開になる。もちろんマクラーレンが壊れなければだが。
■F1開幕直前【今宮純】キーポイント:メルセデスが警戒するレッドブルの潜在スピード。天候次第で大番狂わせも
(AUTOSPORT web - 03月20日 19:21)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=186&from=diary&id=5035516
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