珍しく残業。21時過ぎに会社を出て、市ヶ谷駅で乗り換える際、広島カープのユニフォームを着た男性とすれ違った。
「東京でカープのユニフォームなんか着てデカイ顔して歩きやがって!」
70〜80年代までは、そんな気持ちになったような気がする。
例えば巨人ファンと広島ファン、日本ハムファンと西武ファン、さらにはセ・リーグ党とパ・リーグ党の関係はもっとギスギスしていたはずだ。
今は違う。東京でカープやホークスのユニフォームを見ても、
「おぉ、プロ野球を愛する同士!」
と感じる人の方が圧倒的なのではないか?
理由ははっきりしている、サッカーJリーグの登場でプロ野球ファンの肩身が狭くなったことだ。オリンピックやWBCで日本代表が日常的になったことや、アメリカ大リーグのグッズがあふれたこともあるだろう。
ファイターズが東京にあった時代、ファイターズ以外の球団とそのファンを親の敵のように睨み付けていた時代が懐かしい。あの頃の私は、はっきり言って、ヤバかった。
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