源氏物語VSエロ本

一回目を少し観ただけだけれど。
早い話、設定はブルジョア階級。
本人も名門、苦労知らずの主人公が上流社会をなんたらかんたら。

従って、中以下、まして最末端プロレタリアートには関係なし。
評価したり、入れ込めば自分が「中以上生活してる、上流も知ってる」の自慢が前提になる。

大体、チェロやらバイオリンやら音楽大学出てないといい年になってまで弾いてないだろうから、その時点で既に門前払い。最末端プロレタリアは。

昔から源氏物語論争というのがあって、「世界に誇る名作」だと持ち上げる一派があるけれど。
実は、まったく評価しない人たちも歴然としているらしい。小林秀夫氏?だかが指摘してたけれど。

自分がどっちなのかは言うだけ野暮だが。
主人公が手あたり次第やりまくりの異常性欲者、生産性は一切なしの貴族。

年貢を取り立てられるのみの税金奴隷階級、結婚もできない、恋人もいない性欲下層階級所属人種が良いとか、感動とかあるわけがない。

シェイクスピア同様、権力、税金依存階級が戦ったり、軋轢があったり、善悪が振り分けられたりしても、奴らに盗られるのみ、返しなし、の昔も今も下層階級からみれば主役=敵役=敵。

設定段階が既に破たんしてるというわけだ。

上流階級、税金依存階層だと、作者の狙い通り、主役が善で悪役黒、で違和感ないんだろうけれど。

最末端プロレタリアからすれば源氏物語とエロ本の違いがわからない。

苦労知らず、生活苦体験なし、の人間にこっちの立場を分かれといっても、表面上合わすのみ。
だから大マスコミ、文化人が政治やら経済やら天下国家を語っても、本質がわかるはずないし、庶民ずらすればその時点で偽善かつ嘘。番組も新聞も前提が破算してるのだ。
庶民に売る、観させる、じゃないと商売にならないし。
自分たちは年収数千万だから、それ以上、あるいは同一条件の人しか相手にしません、じゃ商売にならない。だから「庶民のふり」する必要があるが。実際は叩いてる政治家と同様、特権階層、癒着権力仲間。

だから引用記事のくくりもおかしい。「なぜ人々がはまるのか」じゃなくて「特権階級はなぜはまるのか」「なぜ人々はまるのか、ひくことの下層階級」。

記事書いてる人は当事者なのか、背伸びしてるのか。

むろん、貧乏出身で成功した人、上流だったけど、今は隅田川の下流に段ボールハウス住まい、もいるわけで。こういった人たちは「源氏物語」もエロ本も両方イケる。
シェイクスピアも「カムイ」も同様に感動できるかもしれない。

◇以下は記事引用◇
■駄作？名作？ヤバい問題作『カルテット』、なぜ人々はハマるのか？テレビ業界に波紋の謎
(Business Journal - 02月11日 17:43)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=175&from=diary&id=4427941