マワリミチ　第三部　飛躍編７９

マワリミチは小説です。新しくマイミクになった方が本当の日記と

勘違いされることがありますので、予めお断りしておきます。予備校講師という

アウトローな人間の不器用な生き方をほぼ実話に沿って描きました。主人公、

ディスレクシアの元予備校講師川口民雄が元同僚、ADHDの並木義江とともに、

大検予備校を解雇になりました。二部では苦しみながら、なんとか生きる手段を

見つけました。今度はそれをどう発展させるか、考えながら、第三部が始まります。

飛躍編：「本文」
セミナー会場、並木と田口女史が受付として、並んで座っている。次々に参加が来る。

並木
「浦上様、はい申込を受けております。これが今日のセミナーの資料です。どうぞお持ち下さい。それからアンケートです。よろしかったら、ぜひご回答くださいね」

参加者（男１）
「はい」

田口女史
「席は前の方からお詰めください。15分ほどございますので、お待ちください」

並木
「池田様、申込を受けつけております。今日のセミナーの資料です。アンケートのご回答もよろしくお願いします」

10人以上、並んでいる。盛況のようだ。

田口女史
「席は前の方からお詰めください。アンケートは後で回収します」

並木
「大田様、申込を受けつけております。今日のセミナーの資料です。アンケートのご回答もよろしくお願いします」

2人のコンビネーションはうまく行っている。