小雨の中の靖国神社・夜桜能

今年も靖国陣所の夜桜能が開催されています。
4/1の水曜日から本日まで３夜連続。
私はいつものとおり、演目で選びました。

4月1日(水）　
・舞囃子「養老」 大坪喜美雄
・狂言「棒縛」 野村 萬斎・石田 幸雄
・能「巻絹」 田崎 隆三・田崎 甫

4月2日(木）
・舞囃子「七騎落」小倉 敏克
・狂言「貰聟」 野村 万作・野村 萬斎
・能「鵜飼」 宝生 和英

4月3日(金)
・舞囃子「胡蝶」 梅若 長左衛門
・狂言「文荷」 野村　萬・野村 万蔵
・能「葵上 古式」 梅若 玄祥

１番の要は能なので、能の見どころをチェックしました。
ミーハーな私は、踊り手が神がかりになって激しく舞う、というのと、前半後半で静と動の対比があるプログラムが私好みと思ったので、「巻絹」を選びました。
狂言もチェックしました。
３日の能「葵上」も有名なので、１度見たいと思っていましたが、狂言「文荷」は、これまで２度見たことがあるので、できれば見たことがないのにしたいと思いました。
なにしろ狂言は、のったりとした語り口の中に、妙な面白さがあって、笑える公演で、演者の上演ぶりより、そういうところが楽しみなのです。さすがに２度も見ていてネタばれでは、笑えません（苦笑）。

４月１日の東京の夜は、夜桜能上演時の18時半頃から、小雨が降り出しました。
観劇中、座席でカサをさせないので、自前のレインコートを着ていた人もいましたが、みんなが入口で配られたレインコートを着ました。
休憩時間にあたりの写真を撮っていたとき、レインコートすがたの観客は、案外邪魔にならず、能舞台と一緒に撮ると、面白いと思いました。

桜は満開でした。これまで４度の中で、桜についてだけいえば、１番のグッドタイミングでした。
雨に降られたのは初めてですけど。
左の写真は、ほぼほぼ私の座席からのアングルです。
舞台と桜をちらちら見ながら鑑賞できるアングルでした。