この記事に限定して言えば、すごく疑問に思える一文がある。
『この女子大生は自分が座っていた席を妊婦に譲り、高齢女性に対して「自分が座りたかっただけじゃないんですか」と噛みついた。』
この女子大生が、最初に自分が座っていた関を高齢女性に譲っていれば、何の問題も起きなかったのではないだろうか?
しかしながら、昔は長生きする老人は少なかったから、少ないからこそ貴重で敬われるものだったが、今は老人の数がとても増えている。
かつ、医療技術の進歩により、老人でもかなり元気で、下手すると仕事で疲れ切っている現役世代よりも、年金生活の老人の方がよっぽど健康で元気な場合もある。
昔よりも数が増えて元気になっている老人に対して、昔と同じレベルで敬老出来るかというと、それは難しいと思える。
去年あたりから、妊婦虐待記事がしばしば挙がってくるが、リアルでそんな場面を見たことはまったくない。
妊婦が足を引っかけられて転ばされるとか、マタニティマークを付けていると罵声を浴びせられるとか、どこの国の話なのかと。
マタニティマーク虐待は見たことがないが、一見しては妊婦だとは分からない体型だがマタニティマークを付けている女性に、他の女性や若い男性が席を譲っているところは実際に見たことがある。
若い世代にはマタニティマークの意味は浸透しているのか、もしくは妊娠した妻を持った経験がある男性だったのではないかという気はした。
都心に通勤していて妊婦絡みのトラブルはまったく見たことがないが、ベビーカートラブルはしばしば見る。
混んでいる電車にベビーカーで乗り入れるのは無茶だとつくづく思う。
また、ファミレスで走り回る子供をまったく注意しない親もしばしば見る。これは郊外の店が多い。
混雑している電車に無理矢理ベビーカーで乗り入れて顰蹙を買う幼児連れを非難する記事はなく、電車の中でベビーカーはどう思いますか? という、賛成意見もあって良さげなニュアンスの記事はしばしば見る。
実際にはほとんど存在しないのではない気がする妊婦虐待記事は、なぜか登場頻度が高い。
本当に日本では妊婦が突き飛ばされたり、マタニティマーク虐待があるのか、実態を知りたいものだ。
虐待しているのが誰なのかも含めて。
「元気な子産めないわよ」と妊婦を立たせ優先席坐った高齢者
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=125&from=diary&id=3171666
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