そぞろに歩く

天気は良いが風強し。
そんな一日を歩きっつめで過ごします。

スタートは大手町。
某新聞社さんから丸の内のグラントウキョウサウスタワーへ。
ガラス張りのエレヴェータが非常に怖い。
高所恐怖のケがあるもので。

んで丸の内から京橋へ向かい、そこから銀座の
事務所へと。

一時間ほど用事を済まして、
今度は勝どきへ。

それほど急ぐ用でもなく、ゆっくりと
築地を抜け、勝どき橋を目指します。
橋はいい。特に隅田川に掛かる橋は
どれも素敵だ。
勝どき橋も言うまでもない。
昔の可動橋としての役割を残しつつ、
堅牢な造りが目に楽しい。
川下には大規模な荷卸し用のドックが見え、
川上には遠くに連なる橋々が覗け、
新旧の建造物がそれを取り囲む。

いいなぁ。

隅田川を今度のんびり歩こう。
ゆっくりと河を遡るんだ。
通りかかる橋を渡り、対岸を交互に。
清洲橋くらいまでは行けるだろう。
これから、いい季節だ。

なんて事をぶらぶらと勝どき橋を渡りながら思います。
そろそろ夕刻。川面に映える夕日も心地よく。
夏ではギラギラと辛く、冬では即座に日が暮れてしまう
狭間の季節は、とても心地よい。

月島と築地の真ん中に目指すビルはあるので。
あと少し歩く。無心に無心に。

たまにゃあ、地下鉄から解放されるのも
いいもんだ。

社用でいいリフレッシュをさせてもらえた一日。

（なんだか気持ち悪い日記だな）
（いいんだよ、最近疲れてっから）
（おいおい、『労働は自由への道』だぜ、知っているだろ？）
（それこそ働きたくなくなるような事云わんでくれ）
（そういや、ヒトラーの誕生日が4月20日だったな）
（彼女の誕生日も覚えなかった奴がヒトラーの誕生日覚えているんじゃないよ）
（大馬鹿者だな。彼女は今まで何人かいたが、ヒトラーは一人だぜ）
（人数の問題じゃないだろ。それに、ヒトラーが何人もいたらそれこそ問題だ）
（彼女が何人もいるのとどっちが問題かな）
（そういう卑近な事と比べるのは野暮ってもんだぜ？）
（で、どっちだよ？）
（・・・・・・・・・・・・）