三たび、電車内ネタ（多分）

駅の乗り降りの環境上、毎日座って通勤帰宅出来て
おります、私。ま、その分車内にいる時間が半端じゃない
訳ですが。

で、眠い時は眠り、起きている時は本を読む。
これが結構な読書タイムとなる訳です。

ふと辺りを見回すと似たような同好の士は
いるもので。

隣になんか座られてしまった日には
中身が気になって仕方ありません。
偶然、同じ本を読んでいて、それがきっかけに
なって交際が・・・きゃ（阿呆）。

いやいや。

そうではなく純粋に興味というか、条件反射みたいな
もんですね。

この間、私の前に立ったお姉さんが剥身の
『メルロ・ポンティ・コレクション』を読んでいた
時はドキドキしました。やたら分厚い文庫なんか
読んでいたらかなりの確率で京極夏彦かなあ、とか、
色々考えるのが面白い。

で。

昨日電車で隣に座ったの制服姿の高校生。
座るなり、おもむろに鞄から本を取り出す。

正直、この世代の方の読む本って私には
理解出来ない物が多いので、探る面白みが
あまりないのですが（云っている事がストーカー
予備軍だな、おい）、やはりそれでも気には
なるもの。ちらちらと視線を走らせてみます。

ページの隅にタイトルが書いてあったりすると
こういう時楽ですね。幸い書いてある出版社の
物でした。あと、岩波と角川は字体に特徴が
あるので、すぐわかりますね。新潮もタイトルいれて
くれているし。講談社も最近のは特徴が
ありすぎるよなあ。分からないのは最近の
ライトノベルレーベルだ。あれは、私の掘り下げ
が足りないのか、なかなか判別できない・・・

なんて思っている場合ではありません。

で、タイトルを無事キャッチ。

『丘の上のミッキー』

ええええええええええええええええええええええええええ！？

この21世紀の荒んだ時代にコバルト文庫ですか！？
女子高生が少女小説ですか！？
どこで買ったんだ！？
なんで今更それを！？
私らくらいの世代に流行った奴じゃないですか？
さすがに読んでないけど。
好きになっていいですか（阿呆）！？

いやいや意外というかびっくりというか。
久しぶりに心が洗われる気持ちになりましたよ、おじさんは。

そんなこんなで目的駅に着いたので、
私が先に降りなければならなかったのですが、
同じ駅でなくて良かった。思わず跡を付けて
しまいそうでした。

眼福眼福。

・・・しかしキモい日記だ。