先日、ユニクロで注文商品の引き取りをした時の話。
カウンターはひとつで「免税や返品の客」と「商品引き取り客」を分けるため、
人を整列させる「金属ポールから幅広ベルトを渡す仕切り」を置いていた。
私の横(返品等の列)には、ベビーカーと幼稚園児を連れた母親が先客でいた。
ベビーカーに座った2歳前くらいの男児が、熱心にポールを倒そうとしていた。
子供が押すたび、ポールはグラグラと大きく動いている。倒れたら危ない。
母親はベビーカーを移動させ、自分が間に立てば良いのに…と私は思ったが、
その母親は気が回らない様子だった。幼稚園児の女児は近くをウロチョロしていた。
対応している若い男性店員もボヤッとしていて、幼児に悪戯させるままだった。
(いい大人が雁首揃えて、何やってるの?)と呆れた私は動いた。
カウンターの前に立つなり、私はベビーカーの男児に向かって
「あーら、ダメよー。押したら危ないわよー。(^^) 」
と言いざま、金属ポールの土台に足を載せた。ポールはびくともしなくなった。
知らないおばちゃんに声をかけられた途端、金属ポールが動かなくなったので、
男児は驚いた顔で、ポールの足元と私の顔を交互に見ながらポールを押し続けた。
でも、ポールは微動だにしない。 私は涼しい顔で踏んづけ続けた。笑
やがて、母親の用事が先に終わった。
彼女は私に「ありがとうございました」と、か細い声で挨拶した。
「いいえー。倒れたら危ないですものね! (^^) 」と、私は明るく返した。
男児は、最後まで納得のいかない顔つきで、ベビーカーから身を乗り出し、
私の方を振り返りながら親に連れ去られていった。笑
店員の兄ちゃんは、もしポールが倒れて誰かがケガしたら店の管理責任…との
想像が働いていないようで、我々の会話を聞いてもノーリアクションだった。
ま、こんな子に説教しても、ウザがられるだけw
そう思った私は、彼には何も言わず、商品を引き取って店を後にした。
【INDEX】子育ての記録 2005〜
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