何かと覚えにくい言い間違えやすいと評判のタイトルですが、「デッドデッド」「デーモンズ」「デデデデ」「デストラクション」と四つに分けて覚えれば簡単です。いや、覚える必要あんのか。
3月23日TOHOシネマズ日比谷で。さーすが日比谷、ほぼいっぱいです。
うーんこれはいい方向で問題作だと思う。
原作は最初の方だけ読んで、設定に感心した記憶がある(なぜ読まなくなったかは記憶にない)。日常と非日常の同居というかせめぎ合いがなんとも言えずなんとも言えない。
そもそも浅野いにおの漫画というのはある種の居心地悪さというか邪悪なものを孕んでいて。この映画もきっちり踏襲している。登場人物は素直に女子高生なんだが素直な女子高生とは思えない。開始30分くらいのところで「このままじゃ済まないよな」「なんかあるだろ」感でいっぱいになり、そのまま違和感いっぱいに後の90分を駆け抜けるのである。
作画、背景共に素晴らしい。キャラクターは浅野いにおの登場人物から一歩も踏み外してない。
背景は、現代の街の風景なので知ってる看板ロゴが山ほど出てくるが、他の映画にありがちな「文字情報に気が散ってしまう」ということがない。
キャストも素晴らしい。幾田りらという人はよく知らないが、「あの」という輩は度々目にする。はっきり言って虫唾が走る。
ところがどうだろう、この映画では120%適役大ハマり仁之助で、これは素晴らしいよ。
後章(なかなか変換されない)を観るまで評価は避けるが、とりあえず観とけ。
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