暑いのにはもう飽きた

秋来ぬと目にはさやかに見えねども 風の音にぞおどろかれぬる

と、例年だったら思うような時期なんだけど、まだまだ残暑が後を引きそうな感じ。それでも朝晩は過ごしやすくなってきたものの、いい加減涼しくなってほしいものだ。

バスケのW杯も終わっちゃって、ちょっと拍子抜けの週。拍子抜けといえばキッシーの内閣改造はもう腹立たしいだけ。テレビで会見するキッシーを見ててもなんか人相悪くなったな〜って。去年大河でやってた「鎌倉殿の13人」の後白河法皇とか後鳥羽上皇とか、侍同士を操って殺し合いまでさせて権力を手中にしていた貴族連中ってのはきっとこんな姑息そうな顔をしていたんだろうと思った。

LGBT法案の恩賞で大臣になったやつとかドリル優子とか、派閥の論理ばっかり優先で国民の生活はまったくの無視、異次元の少子化なんてただの方便、増税シフト見え見えの内閣だしさ。外相の上川さんだけは前のリンホーセーよりは10倍マシとは思うんだけど、それでも上川さんの親韓路線は気になるな。レーダー照射問題を「みんな文が悪いんです」でいいからちゃんと謝らせることができるのかが見極めどころかな。このガソリン代の高止まりと物価高のままでは年が明けたあたりから中小企業の倒産が相次いで、日本全体が不景気の波に飲み込まれてしまいそうだ。

それにしたってどうせ秋の国会で解散するまでの短命内閣だろうし、そもそも論で、安倍さん見殺しにして固めた内閣だから、キッシーを代えない限り全然支持できない内閣には違いない。情けないのは安倍派の連中でさ、お前ら親分を暗殺されて悔しいとか怒りとかってないのかね。

ラグビーだ、バレーボールだって当分テレビははしゃぎまわってるんだろうけど（阪神優勝は素直におめでとうだけど）、自分はじっくり落ち着いてただ眺めていようって思ってる。まあそれしかできない無力な親父なんだけどさ。

今週の映画は「イチケイのカラス」（監督：田中亮/出演：竹野内豊、黒木華、斎藤工、向井理）を観ました。講談社「モーニング」で連載された浅見理都の同名コミックを原作とするテレビドラマ「イチケイのカラス」の劇場版。

シリアスとコミカルがいい具合にブレンドされていて観やすい映画。本当に日本の司法制度もこういう裁判官がやってくれてたらいいなと思える作品ではあるけど、結局みんないい人でしたという設定はいくらなんでも甘いかなと思ってしまう。