mixiユーザー(id:10773118)

2023年08月24日00:44

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見つけました「丹波哲郎の大逆転」(1992)かもしれません

 あんな記事書いたから、神様が呆れたのかもしれません。
 残念ながらこの映画を制作したプロダクションがなくなってしまっていて、鑑賞することは不可能なようです。
 あの変態医者はビートきよしだったようです。
 あるいは医療費を建て替えるだけで、医者役ではなかったのかもしれない。
 いやいや怪演技でした。

 丹波哲郎は刑事が似合う人、だから記憶違いかと思ったのですが、間違いありませんでした。
 そうそうお金がなくなって働く場面がありました。
 ただ旅費が尽きたわけではありません。
 内部事情を探るための行動で、むしろカッコいい行動でした。
 そうそう思い出しました。
 丹波哲郎さんこんな演技もできるんだと思いました。
 
 孫は無邪気なので馬鹿だったのではない、少女を救うなどよい役回りをしています。

 映画監督は東雅志という人で、この映画だけなのですが、丹波哲郎を主演に持ってきただけでなく、当時有名女優だった沖直美(現沖直未)さんや中原早苗(おそらく深作欣二夫人)さんも出演しているので、かなりの大物の別名だった可能性もあります。

 そうなんです。
 イッセー尾形は弾劾状を読むためだけの、すごいぜいたくな使い方なんです。
 秘書と思いましたが、主役の社長と同じ苗字なので、後継者だったのかもしれません。
 忘れられた映画ですね。
 道徳としてはとんでもありませんが、すごいよい作品だと思います。

 でもVHSは再生機を持っていないし、ピンク映画の要素もあるのでとても中古のを買う気にはなりません。
 オンデマンドも会社が倒産していは、権利がどこにあるかもわからず、今は本当に「幻の映画」でしょう。

 ディレクターズ・カンパニーというプロダクションだそうですが、若い相米慎二(そうまいしんじ)監督らも所属し、何だかすごい人達が所属しています。

 おそらく「丹波哲郎の大逆転」も、映画の質が高いのに内容がどこかロマンポルノ風なのは、倒産寸前の中で作られた作品で、一か八かの大逆転の願いを込めた作品だったのだと思います。

 映画そのものの質はとても高かったのです。
 あの変態はビートきよしで、ブロガーさんも演技とは思えないと書いています。
 私もそう思います。すごい迫力で、でもどこか憎めないユーモアあふれる演技でした。
 そのぶんヒロインの少女が引き立っていました。
 だけどねえ・・・ビートきよしが出ていたとなると、ビートたけしも意見を出しているかもしれません。
 「オメエどうせだからこのぐらいやれよ」とかね。
 SMを監修した団鬼六も、おそらく「なかなかやる」と思ったかもしれません。

 よい映画をありがとうございました。
 機会があったらぜひ観たいとと思います。
 黒沢清監督が演出・脚本を手がけた「スウィートホーム」も、このディレクターズ・カンパニーの企画で東宝から配給されたものです。
 まだ売れない若い頃の作品でした。

 ディレクターズカンパニーの主宰は長谷川和彦監督です。
 私もよく知らない監督ですが、当時は誰からも敬愛された名監督、ですが若い監督を育てることに重点を置き、自ら監督ができないうちに倒産してしまいました。

 ただちょっと気になることがあります。
 この長谷川和彦監督はロマンポルノを撮った経験があります。
 そして東雅志監督というのは、この映画だけでその後の経歴のない人です。

 長谷川和彦監督の別名とは思いませんが、監修はした可能性があります。

 他のプロダクションと同じように、自ら監督をしないでも「監修 長谷川和彦」でよかったのかもしれません。

 それにしてもなるほど、質が高かった理由がよくわかりました。

 一見ロマンポルノですが、とんでもない名作で、諧謔に満ちたすごい作品でした。

(ウィキペディア ディレクターズ・カンパニー)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%AC%E3%82%AF%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%82%BA%E3%83%BB%E3%82%AB%E3%83%B3%E3%83%91%E3%83%8B%E3%83%BC

(映画ひとっとび 長谷川和彦監督)
https://eigahitottobi.com/article/71901/

(allcinemaの情報 丹波哲郎の大逆転)
https://www.allcinema.net/cinema/238124

(田中大介の暗黒ブログより)
https://ameblo.jp/national-interest/entry-12731913820.html
伝説の映画「太陽を盗んだ男」監督の長谷川和彦を筆頭に相米慎二、大森和樹、高橋伴明、根岸吉太郎、池田敏春、井筒和幸、石井岳竜ら日本映画の鬼才が自分たちの夢・理想の映画を作るために設立したディレクターズ・カンパニーの製作した夢の理想コメディ映画だが、ディレクターズ・カンパニーはこの作品をリリースしてすぐ倒産した。倒産がふさわしい作品となった。(あまり引用するとブロガーさんに怒られそうなのでこのあたりで)

(オークションに出ていたVHS)
https://aucfree.com/items/q416731209

(舞台となった飯坂温泉)
https://iizaka.com/
よく協力してくれましたねーーー。
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