教頭先生の万引き

教頭が書店でドリルなど万引き
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　不謹慎だとは思うが、警察官とか先生とか、偉い人等のスキャンダルを聞いたり読んだりすると、何か嬉しくならない？聞いたり読んだりした人たちはイキイキしてくるというかね。そういう心情を抱くのは、絶対にその手のスキャンダルを起こさないとされる人々も我々と同じ煩悩を持った人間であることを再認識させてくれるということかな。
　というより、そもそも人間とは、本質的によろしくない行いをしたがる存在であり、そういう存在であるが故に、法律があり、警察がいる。
　そして、そういうよろしくない行為をしたがる本質的属性は、人間である以上誰でもが有している性質であり、同じく人間である警察官とか先生とか、偉い人等も有している。唯一ないのは悟りを開いたお釈迦様だけだ。
　結局、警察官とか先生とか、偉い人等は人間の本質に反することを行う存在であり無理しているわけである。
　そう考えるとこの教頭先生には憐れみさえ覚えてしまう。