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2023年07月09日16:33

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実は幕末?

村上春樹著「街とその不確かな壁」を読了。確かに文章は巧いけれど、面白くはなかった。元の「世界の終りとハードボイルドワンダーランド」の方が10倍面白かった。村上春樹さんも老いたなというのが正直な感想。かつては若い読者だった僕も、とっくに還暦を迎えて体もどんどん動かなくなくなってきてるし、頭も見る見るぼけ始めているし、それも時の流れかなと。

時の流れといえば安倍さんが暗殺されてから1年たとうとしているけど、NHK始め地上波が安倍さん暗殺から1年の特集としてやるのは旧統一教会の話ばかりで、なぜ安倍さんが殺されなければならなかったについては全く触れもしない。山上の単独犯なんて誰が信じてるものか。

大体旧統一教会がそんなに悪いのだったら、創価学会はどうなのよって話は誰もしないと思ってたら、日曜のフジの報道特集で櫻井さんが創価学会について話し始めて、おおおって思って見てたらスタジオの大慌てぶりには笑わせてもらった。橋下邪魔だよって。まあフジテレビは大分聖教新聞のCMで食わせてもらってるようなもんだからね。

安倍さんが暗殺されてからこの国はどんどん悪い方向に舵を切っちゃってるけど、そのことについて自由な論説が黙殺されてしまっている現状について考え始めるとつい憂鬱になってしまいそうになる。最近安倍さんは本当に吉田松陰の生まれ変わりだったのかなんてふと思うのだけれど、じゃあ高杉晋作は、桂小五郎は、西郷隆盛は、坂本龍馬はこれから出てくるのかななんて思うと、う〜むなんてね。

今週の映画は「フェイブルマンズ」(監督:スティーブン・スピルバーグ/出演:ミシェル・ウィリアムズ、ジャド・ハーシュ)を観ました。巨匠スティーブン・スピルバーグが、映画監督になるという夢をかなえた自身の原体験を映画にした自伝的作品

「スピルバーグにしては」という枕詞つきではあるものの、平凡な駄作。大竹しのぶみたいなおかーちゃんも、それ母親としてダメでしょと共感できないし。やたら金持ちの少年では人種差別を受けて辛いのはわかるけど、あまり同情もできない。今までスピルバーグの映画って文句なしに面白いんだけど、どこか人間的深みたいなものに欠けるなあという感覚があったんだけど、妙に納得してしまった感がある。

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