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2023年07月02日14:22

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死ぬ権利

月曜日の朝、出勤途中の車の中でガムを噛んでいたら、ガリっといきなり差し歯が抜けてしまって。あ〜あ、と。その日の夕方に歯科に通院。あ〜ら、久しぶり〜じゃないけど、まずレントゲンを撮られ、ここが悪いあそこがいかんと散々ダメ出しをされ、これは秋まで、下手したら冬までかかるなという治療の計画を承認させられ、じゃあ今日は差し歯は仮止め、次回に型をとって云々と。とりあえず歯石を取りましょうねとチュィーン、ギコギコとされてきた。痛かったら左手挙げてくださいね〜と姉ちゃん歯科衛生士に言われるものの、イテテテテと左手挙げても「がんばってくださいね〜」って声かけられるだけだし。

歯に関しては食後は電動歯ブラシでしっかり磨いて、ガムだってキシリトール入りの奴しか買わないで注意はしてきたつもりなんだけど、歳をとるともうダメ。歯周病が大分進んじゃってますね〜なんて言われちゃうとどうしようもないもんな。

最近はうっかりミスなんてしょっちゅうで、週末にカレーを作った時も玉ねぎ炒めて肉も炒めて鍋に入れてルーも入れて煮込むか、なんてときに人参とセロリをジューサーにかけたのが本来は炒めた玉ねぎと一緒に炒めるんだけど、目の前に、本当に目の前に置いてあるのに、あ〜なんでだ〜と。

老人ホームに親父を訪ねるのだけれど、こちらの話は一切聞く耳を持たず、自分の都合のいいストーリーの妄想の中で生きていて、親父の頭の中では俺は何歳の設定になっているんだか、なんかわけのわからない説教を延々とされるのだけれど、この親父のボケた姿が俺の何年後の確実な姿なんだろうなと思うと、本当に情けなくなってくる。

とりあえず、大学を卒業して就職してからもう40年近く払い続けている高〜い厚生保険料を少しでも年金で取り戻すまでは生きたいと思うものの、その先ボケてしまうまでは長生きなんかしたくない。だから75過ぎたらアヘン解禁にしてさ、アヘン窟なんて一人頭畳一畳もあれば足りるんだろうからさ、死んだら骨は火葬にして粉骨して海に撒いてもらうでもう好きにさせてほしいよ。医者や介護業界を儲けさせようなんてこっちには余計なお世話でしかないんだから、この国もちゃんと痛みなく死ぬ権利ってのを認めてほしいんだよな。

今週の映画は「ドント・ウォーリー・ダーリン」(監督:オリビア・ワイルド/出演:フローレンス・ピュー)を観ました。完璧な生活が保証された街で夫ジャックと幸せな日々を送るアリスは、隣人が赤い服の男たちに連れ去られるところを目撃する。それ以降、彼女の周囲では不可解な出来事が続発するようになって…。

仮想世界ものではマトリックスシリーズという金字塔があるからなあ。それに比べてしまうと作りこみが甘い。アメリカンドリーム的なカラフルな世界がどんどん歪んでいく前半の不気味さがなかなか良かっただけに、後半のネタバレし始めてからの失速感が残念。

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