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2023年06月03日12:10

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自宅で観た映画(ゴースト・イン・京都、ラスト・アメリカン・ヒーロー、世にも怪奇な物語)

3本レビュー行きます!
今回は3本とも未見で初鑑賞の作品ばかりです。

5/30(火)
「ゴースト・イン・京都」The House Where Evil Dwells(1982年)
主演 エドワード・アルバート スーザン・ジョージ 
監督 ケヴィン・コナー 
スカパーの録画で鑑賞。
京都の古民家に越してきたアメリカ人一家。
その家で次々と不思議な現象にあう。
その家は江戸時代に住んでた侍が不倫中の妻と愛人を惨殺して切腹した家だった。
作品自体は知ってはいたが未見でこれが初鑑賞。
京都(東京や三重も)を中心にオール日本ロケ。
なのに何故か日本では劇場未公開。
これは内容的なものもあるし、一般の客的にはキャストが地味なのもあったかもしれない。
この時代の日本を描いた洋画はいわゆる「おかしな日本」が描かれることが多いが、
ロケ地はちゃんと日本だし、片言な日本語を喋る疑似日本人でなくネイティブな日本人ばかりだから、その点では良かった。
家に悪霊が住み着いて、一家を襲うというよくあるオカルトホラーだが、
この作品は日本的な怪談を生かした点では興味深いが…正直あんまり怖くない。
3人の亡霊が出るけど不倫の三角関係だったのに、霊になると仲良しになってるし。
この霊の目的が、越してきた一家の夫婦と家を案内した知人の男を不倫関係にするのが目的とは…こんな目的だからか一歩間違えればコメディである。
アメリカ人一家の妻を演じるのが、「わらの犬」や「ダーティ・メリー/クレイジー・ラリー」などでお馴染みエロお姉さんのスーザン・ジョージなのが嬉しい!
この時は30過ぎの熟女で大胆に脱ぎまくる♪
かと思えば、女の亡霊を演じるのがモデル出身で昔レポーター等で見かけた服部まこ。
彼女も負けじと脱ぎまくる♪
良かったのはその点位で、家にとり付く悪霊オカルトホラー物としたらもう一つ。
監督がこの前にレビューした「地獄のモーテル」のケヴィン・コナー。
「地獄のモーテル」コメディ色もあって異彩を放つ作品だったけど、この本作もいっそのこと不倫がテーマだしコメディ色で描いた方が良かったかも。
またそのケヴィン・コナー作品で常連のダグ・マクルーアも出ている。
ちなみに劇中でテレビを見るシーンがあるのだが、「笑ってる場合ですよ」が流れたり、
あの戦隊ヒーロー物の「ジャッカー電撃隊」が流れたのはオッと思った。

5/31(水)
「ラスト・アメリカン・ヒーロー」The Last American Hero(1973年)
主演 ジェフ・ブリッジス 
監督 ラモント・ジョンソン 
スカパーの録画で鑑賞。
片田舎で4人一家は密造酒で生計を立てていたが、摘発で父親が逮捕される。
その酒の運び屋をする長男は、父の保釈金のために自慢の運転テクニックでストック・カーレースへ出た事をきっかけに、プロのレーサーとなっていく。
作品自体は知ってはいたが未見で今回が初鑑賞。
前にレビューした「800万の死にざま」が良かったから、ジェフ・ブリッジスの主演作で本作が未見だからと鑑賞。
まだ青年で初々しいジェフ・ブリッジスがこれまた好演する良作であった。
若い時のジェフ・ブリッジス主演作では「サンダーボルト」がこれまた好きである。
実在のレーサーの半生を描いた作品で、主人公の青年は密造酒一家の長男。
字幕ではそう訳されてないが、劇中でヒルビリー!と言われてるので「脱出」や「ウィンターズ・ボーン」に出てくるいわゆる貧乏白人である。
そこから、のし上ってプロのレーサーとなるアメリカンドリームな内容にも思う。
この主人公が親父に似てとにかく頑固で自分の信念を曲げない男。
その親父さんもこれまたいいキャラしている。
この一家自体が反社会的で底辺なんだけど、頑張って前向きに生きる様がまたいい。
ジェフ・ブリッジスは見た目的にも普通のアメリカの好青年なんだけど、反骨精神あるキャラをやると存在感を出せるのは流石である。
それと彼の弟役を演じるのがゲイリー・ビジーでこれまた若い。
レースシーンもこれまた迫力あって見ものであった。
ドラマ的にもこれまた味わい深い作品である。

6/1(木)
「世にも怪奇な物語」Histoires extraordinaires(1967年)
主演 ジェーン・フォンダ アラン・ドロン テレンス・スタンプ 
監督 ロジェ・ヴァディム ルイ・マル フェデリコ・フェリーニ 
スカパーの録画で鑑賞。
この本作もタイトルはよく聞く作品だが未見で初鑑賞。
怪奇作家エドガー・アラン・ポーの小説を、3人の名監督が描く3本のオムニバス作品。
3本ともそれぞれ監督の個性が出ていて、ぞれぞれ異なる印象だったが、
エピソードごとに感想を述べると、
第1話 「黒馬の哭く館」
ジェーン・フォンダ演じる伯爵令嬢が、その権力で好き勝手な乱れた生活ぶりをしていて、ピーター・フォンダ(姉弟共演)演じる男爵に好意を寄せたが拒まれて、その腹いせに彼の馬小屋を放火した事から不可思議な事が起きる内容。
ん…分かるようでよく分からんかった。
最後の方のジェーン・フォンダが黒馬に乗るシーンは映像的に良いけど、それだけしか印象に残らず…
第2話 「影を殺した男」
寄宿学校でサディストな性格の少年が自分と同姓同名で瓜二つの少年と出会い、彼をとことん虐めるが、それから青年になった彼はまた同姓同名の顔も全く同じの青年に出会ってしまう。
アラン・ドロン演じる主人公が自分とそっくりの謎の男に出会って恐ろしい展開をする話。
3つの話の中では、これが内容的にも分かり一番良かった。
2人のアラン・ドロンが出るというのも不気味だが、彼の人間性の無いサディストぶりがこれまた強烈でもあった。
第3話 「悪魔の首飾り」
テレンス・スタンプ演じる映画スターが、新車のフェラーリの報酬目当てにイタリアの映画祭に出ると、帰りのフェラーリの運転中に不思議な現象に遭う。
これはよく分からんかった。
正直見てて、何度か寝そうになった。
イタリアの巨匠フェリーニ監督なんだが、私にはどうも合わない内容だった…
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