あっちをちょこちょこ、こっちをちょこちょこ

昨日、Bリーグのファイナルをテレビで見ていて、これが一進一退のすごくいい試合でさ、同点のまま延長戦に入って、さあこれからって時に「これで放送を終了します。続きは…」なんてやるもんだからさすがにブチ切れたな。それくらいの融通が利かないなら最初から放送なんかするな。こんなだから地上波なんかとっくにオワコンだなんて言われるんだよ。

図書館で予約しておいた東野圭吾の「魔女と過ごした七日間」がきたので読んでいるところ。間違いのない面白さ。DNA鑑定というキーワードが後半どう発展していくのか。相変わらずその時その時の時代を半歩分くらい先取りして作品に取り入れていくのがうまい作家だな。しかし、小説の話だけれど、こんな天才？って本当に世の中にいるのかな。世界に人間が何億人もいれば、中にはいるかもしれないな。疲れそうな人生で羨ましいとも思わないけれど。

魔女といえば、韓国映画「THE WITCH 魔女 増殖」が公開されるけど、これは劇場まで見に行くかどうか迷っているところ。Youtubeで公開されている場面などを見ても、前作とは別物という感じだし、主役の女の子が顔は綺麗だけど、前作のチョ・ミンスにはだいぶ見劣りする感じなのがなあ。

その前は、やはり図書館で予約しておいた「第9回 新潮ミステリー大賞」受賞作の寺嶌曜「キツネ狩り」を読んでいた。こちらも読みごたえのあるミステリーで、映画化されることは間違いないだろう。さらに続編もある描き方なので、今から楽しみだ。

北野武監督の「首」がプロモーション映像が公開されて、これは是非劇場で見なきゃなあと楽しみではあるんだけど、公開は11月下旬とまだまだ先なので、なんで外国の方が公開がこんなに先なのと、これは不満。一体どんな大人の事情なのよと。やはり図書館で借りてきた著書の「新しい道徳」を読んでいるけど、これだけ斜に構えて世の中を見渡せるというのも、やはりこの人は天才なんだろうな。

まあ色々と楽しみがあるのはいいことだな。

今週の映画は「LAMB ラム」（監督：バルディミール・ヨハンソン/出演：ノオミ・ラパス）を観ました。アイスランドの田舎で暮らす羊飼いの夫婦が、羊から産まれた羊ではない何かを育て、やがて破滅へと導かれていく様を描いたスリラー。

「ミレニアム」シリーズのノオミ・ラパスの、静かな狂気とも言うべき存在感が圧倒的。絶対ネタバレできない衝撃のラストにはかなりびっくりした。