ＪＫＴ・・・

　今日のニュースを見ていたら、
　歌舞伎俳優の市川猿之助さん（47）が、
　今日午前、東京・目黒区の住宅で両親とともに倒れているのが見つかり、
　父親の歌舞伎俳優、市川段四郎さん（76）と母親（75）の
　死亡が確認されたとの報道がありました。
　今のところ詳しい事が分かりませんが、
　猿之助さんは命を取り留めたようですが、どうも無理心中のような感じがしています。
　猿之助さんを巡っては、18日発売の週刊誌「女性セブン」が
　『歌舞伎激震の性被害！市川猿之助濃厚セクハラ』と題した記事を
　掲載しているとの事で、様々な憶測が飛び交っているようですが、真相は不明です。

　そうした中で、日刊現代デジタルの記事に、
　今こそＪＫＴの闇を暴く時の声が載っていました。
　ＪＫＴとは、
　ジャニーズ事務所（Ｊ）、歌舞伎界（Ｋ）、宝塚歌劇団（Ｔ）を差す隠語だそうで、
　この３つの業界は芸能界でも、特に閉鎖的な環境にあったとの事です。

　歌舞伎界と宝塚歌劇団がどうなのか分かりませんが、
　ジャニーズ事務所の問題については、
　元所属タレントの男性が、ジャニー喜多川前社長から性被害を受けたとして
　告発した問題を巡り、公式サイトで藤島ジュリー景子社長が謝罪しました。

　ジャニーズ事務所の問題は、
　ジャニー喜多川の支配下の若者に対する性加害の問題も言語道断ですが、
　1999年に週刊文春が報道し、裁判になって事実を認定されたのに、
　これまでマスコミが追求して来なかった方が問題だと思っています。
　ジャニーズの問題が明らかになって大きなニュースになったのは、
　イギリスのＢＢＣが今年３月に放映したドキュメンタリー番組が端緒です。
　藤島ジュリー景子社長の謝罪があってから、マスコミも取り上げるようになりました。
　ＮＨＫが正面からこの問題を取り上げたのも最近の事です。
　ジャニーズ事務所が音楽関係で隠然とした力を有していて、
　テレビ局と繋がるマスコミがその意向に忖度した結果だったのだと思います。

　更に政治の報道についても、大手新聞社などのマスコミが政権への忖度から、
　権力に寄り添い擁護をする御用メディアになっていると感じています。
　マスメディアは、本来権力の横暴を防ぐために監視して、
　時に厳しく批判をするものだと思うのですが、
　日本には、ジャーナリズムの精神がないのかも知れません。
　日本の報道の自由は、180カ国中68位と言う結果になっている事が、
　端的に表しているように感じています。

　2021年の東京オリンピックを巡り、大手広告会社の電通が、
　隠然たる力を持っていた事が明らかになっています。
　こうした構造は、芸能界に限らず政治の分野など、
　日本の社会に特有なものなのかも知れませんが、
　これほど広がっているのは、
　日本のマスメディアの責任も大きいのではないかと思います。

　関東地方は、今日もかなり暑くなりました。
　宇都宮は33度と、またしても今年最高を更新しました。
　明日は、天気が悪くなって気温は下がるそうですが。


【今日の一句】
　形式ね　押したハンコが　身の破滅