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2023年03月04日18:31

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「ふしぎの国のバード」のスコーン

今回の漫画飯は、佐々大河作・KADOKAWA発行で、実在したイギリス人女性冒険家イザベラ・バード(Isabella Lucy Bird)の、1878年に横浜から蝦夷までを旅した記録である「日本奥地紀行(Unbeaten Tracks in Japan)」を下地に、フィクションを交えて描かれた漫画「ふしぎの国のバード」。その10巻に登場するスコーンを作ります。
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以下、漫画の画像は同作品から引用。

バードの従者兼通訳として旅に同行した伊藤鶴吉。しかし彼は、実は英国ヴィーチ商会のプラントハンターであるチャールズ・マリーズと従者兼通訳として契約していたにもかかわらず、無断でバードと契約していたため、そのことで問題が発生(以前マリーズが来日した際に伊藤と契約→伊藤との契約が残っている状態でマリーズ英国に帰国→バード来日、従者兼通訳を探す→ヘボンが伊藤を紹介→待遇や賃金に魅力を感じた伊藤がバードと契約→マリーズ再来日→そんなわけで問題発生)。
函館の英国領事館にて領事・リチャード・ユースデンと宣教師ジェームズ・ヘボン(個人的には、この人は宣教師というよりも医学者のイメージが強いのですが・・・)を間において話し合いをすることに。
その際にユースデンがティータイムに用意したスコーンが気になったので、作ってみました。

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さて、作ってみましょう。

材料は、

薄力粉200g
砂糖30g
バター50g
ベーキングパウダー8g
塩ひとつまみ
牛乳100g

こんな感じです。


まずはボウルに薄力粉、ベーキングパウダー、砂糖、それに少々の塩を加えて混ぜます。
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そこにバターを入れて、
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バターを切るように混ぜて、
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バターが細かくなったら牛乳を加えて手で混ぜて、
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捏ねて出来上がった生地を、
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ラップに包んで冷蔵庫で1時間ばかり寝かせます。
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寝かせた生地を適当な大きさにちぎって丸めて(本当は生地を広げて型抜きするのですが、そんな丁寧な仕事をしないのが私のズボラなところ(笑)。
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それをオーブンで焼くのが一般的なのですが、うちにはそんな豪華なものはないっ!
てなわけで、プレートモード・200度に設定したインダクションレンジに、クッキングシートを敷いた7層構造のフライパンをのせてスイッチオン。
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温まったところで先ほどの生地をフライパンの中に並べて蓋をして、タイマーを20分に設定。
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20分後。
蓋をあけると・・・なんとも蒸し饅頭にしか見えないものが出来上がってました(笑)
それを裏返すと少し焦げが強いし(苦笑)
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全部ひっくり返してさらに5分加熱。

とりあえず、完成・・・
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うむ、想像とは違うような・・・
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これにマーマイトというペースト状のものを塗って食べるようなのですが、それは日本人の好みに合わないらしく入手も難しいようなので、ここは普通にイチゴジャム。余計なものを使っていないイチゴジャムを入手したので、それを塗ります。
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実食。

うーむ、やはり想像とは違う・・・

違うが・・・

美味しいっ・・・!

これはこれでっ・・・!

焦げた面はサックリ、中はふんわりモッチリ。
ジャムとも相性よろしいのだが、何も塗らなくても十分美味しい。
予想外のものが出来たら、予想外の美味しさだったという、不思議な状況でした(笑)

ちなみにこの「ふしぎの国のバード」。
英国で英語版が出ているのか調べてみたところ、英語版は英国アマゾンでは確認できず。
しかしフランス語版は販売されています。英国なのに。
これまた不思議な状況ですな。


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