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2023年03月16日09:04

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『ワース 命の値段』感想

〜2001年9月11日に起こったアメリカ同時多発テロを受け、米政府は被害者と遺族救済を目的とした補償基金プログラムを立ち上げる。その特別管理人を任された弁護士のケン・ファインバーグは独自の計算式により、個々人の補償金額を算出する方針を打ち出すが、被害者遺族が抱えるさまざまな事情と、彼らの喪失感や悲しみに接する中で、いくつもの矛盾にぶち当たる。チームが掲げる対象者約7000人の80%の賛同を得る目標に向けた作業が停滞する一方で、プログラム反対派の活動が勢いづいていく。期限が迫る中、苦境に立たされたファインバーグはある大きな決断を下す〜<映画.comさんより>

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最近のマイケル・キートン主演作で面白かったのは『ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ』
狡猾なビジネスマン役が似合う、似合う。

そして今作では、一転して、犠牲者の命に値段をつける弁護士。

始まってすぐ、列車の乗客たちが次から次へと、その大惨事に気づいてゆく中、最後に尋常じゃない黒煙に気づくのがファインバーグ。
その強張った表情で、一気に緊迫感が漂い始める。

特別管理人(無報酬で)となったものの、当初は被害者たちの声は直接聞かなかったファインバーグ。
「公平などどうでもいい。早く解決して前に進むことだ」
人を見るより、電卓をずっと見ているような人間。

しかし、プログラム反対派のウルフの訴えや、部下たちの助言によって、次第に変わっていく。

賛同者がなかなか増えない中、ファインバーグの知人の弁護士で、高所得者層を担当していたリーが、プログラムが失敗に終わり、その層たちによる集団訴訟をもくろんでいた箇所は、もう少し丁寧にとりあげてもらいたかった。
(私の理解がすぐについてゆけなかったゆえ・・・)

ゲイの青年は恋人が亡くなってしまうが、彼の両親から存在を認められない。州の法律からも補償ははじかれてしまう。
非摘出子はどうなるのか?

※予告編
https://youtu.be/IbajMSb0nLk

個人的にはウルフ役のスタンリー・トゥッチがとんでもなく素晴らしかった!出てきた途端から私の心を鷲掴み。
マイケル・キートンは今作では受け身の演技が光っていました

何度か海のシーン。最初は荒波?あとは確か静かな海。
もうちょっと効果的に使えれば、もっとよくなったような。

全体的な印象としては、結構淡々としています。ドラマチックさは薄め。
でも、まあ、おそらく意図的に、そうしたんだろうなと。
最後の終わり方は、嫌いじゃない。3.7☆

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