昨日は旧友との再会。毎年、賀状は交換するのですが、「今度お会いしましょう」と書きながら、ちっとも実行されることはありませんでした。しかし、今回ばかりは機会を逃すと永遠に会えないままのお別れとなってしまうので、きちんと段取りをして会うことにしました。
互いに顔を見合わせれば一瞬で昔の姿に戻ります。数十年ぶりに「課長」と呼びかけられ、そんな時代もあったなぁと、自分を自分で懐かしく思い出しました。彼は一念発起して、営業職から医療人への転身、私は相変わらずのらりくらりとソフトウェア界隈で生きています。私自身の心身の疲れたから、彼を取り残して突然会社を離れ、その後始末をすべて彼に任せてしまい、顔を合わせることさえ辛い思いを数十年抱えて来ましたが、自らの余命幾ばくもないとなると、自分の思いを整理しておかなければならず、彼に当時への謝罪をするつもりででかけました。
しかし、会ってみると、お互い楽しかった思い出しか出てこず、謝罪云々のことさえ忘れてしまいました。自らのこだわりで数十年を無駄にしていたようです。
あらためて友人に「ありがとう」を伝えたいです。
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