７人の仲間たち 今月のなかから １＋３点

佐藤 かぐや １１月８日
思えば、累々と死体の転がっていた「羅生門」の頃、
刀と弓矢で首を切って天下取りをした「戦国時代」、
個の人格が保障され話し合いで未来を決められる私たち「現代」、
この間隔で、私たちは大きく進歩・進化してきた。
どうしていまを生きる私たちが、同じ間隔の人類の未来を汚すことなどできようか？
それらの時代を、まったく同じ感覚で苦しみ、私たちと寸分も変わらぬ思いと涙で、未来を創ろうとした人たちがいたはずだ。
感謝と憧憬、未知への知的好奇心、チビちゃんたちへの愛…、その純粋さで、やることがたくさんある！
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意識 つくろう
「多くの生涯にわたって自己拡大に集中し、個人的な所有に没頭し、人々にどのような犠牲を強いても自分自身の満足と喜びを達成しようとしてきた、メンタル物質を操作しようとする人々の特徴は、利己主義、無慈悲、憎悪、残虐性である。
幸いにもそのような人々は非常に数が少ない。しかし、そのような観点に陥ることは容易であり、多くの人々は軽卒にも物質性への道を辿らないよう自分自身を見守る必要がある。」
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「人間を魂にする知覚エネルギーは、認識の原理、意識する能力、（霊と関連づけられたときに）物質に固有のものである。
これが外部の遠大な接触領域に対する反応を目覚めさせるのである。
それは、人間の中に全体とか自己とかいう認識を発達させ、人間を自己決定力と自己認識へと導くものである。
（下位王国にはない）この自己決定力と自己認識が発達したとき、人間は初めて霊的なエネルギーを認識できるようになる。
霊的エネルギーが、専門的に、しかし象徴的にいえば、中心なる霊的太陽から放射されるように、この知覚する意識というエネルギーは神性の第二様相（太陽のハート）からもたらされる。
頭部に司令部を置き、神経系を通して働く神経エネルギーと、ハートに位置する生命エネルギーは、人間においては、この２つのタイプのフォースに相当している。」
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「各人が、為すべき仕事についての自らのアイデアを押し出そうとするとき、自分が働いている三界から目を離すことを、自分一人で誰の助けも借りずに、学ばなければならない。
自分が魂として生き、霊的エネルギーが自分を通して流れている限りは、自分の想念形態が霊的なアイデアを表現し、
その仕事を成し遂げるということを知りつつ、そのアイデアが具体化されている、自らが建設した想念形態から注目を引き上げるように自分自身へ教え込まなければならない。
想念形態を維持しているのは、魂の生命であって、パーソナリティーの欲求ではない。
結果が目に見える形で現れるかどうかは、想念形態に具体化されているアイデアを活気づける霊的な衝動の強さによって決まる。
それはアイデアの世界において働くのであって、物質的な結果に働きかけるのではない。
物質的な様相は霊的な衝動に自動的に応えるだけのものである。」
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（ 有償で専ら自己利用してはならぬ「神聖なる教え」）
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初台 太郎
投稿の、いわば前提としての「現象界」のことを、（バランス上）少し述べてみたいと思います。複雑で難しく、あるいは不思議な文章にみえる(笑)かもしれません。
「賢者」「愚者」という言葉があります。
これは相対的な成長原理で、「賢者」「愚者」を頭から決めつけてはいけません。すなわち、より賢いものからは愚かに見えても、現在たどり着いた範囲内ではだれしも「賢者」といえます。
要は、成長していけばよいわけです。
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つぎに、「愚者」の「演技」とか、「賢者」の「演技」という言葉があります。
冒頭で述べたことから「愚者」「賢者」というのも二重性があり、「愚者」の「演技」、「賢者」の「演技」も二重性をもつものです。
述べたいのは、ひとまず現象界において、「愚者」の「演技」は大変な資質ということなのです。
なお、誤解を生みやすいため、直接「賢者」の「演技」の点は触れません。
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大人と子供という場合、大人は子供に「愚者」の「演技」をしなければなりません。逆ではないのです。逆の子は大人です。
一般の上司と部下という場合は、上司は（大人と同じように）「愚者」の「演技」が必要です。「賢者」の「演技」ではないはずです。
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そして、社会の相対的な成熟度の問題と関わりますが（この社会の現象界の実情から）部下は、（上司より）もっと「愚者」の「演技」を強行されています。
そうした社会では、いわば、部下の「愚者」の「演技」と「賢者」の「演技」が競合してもいます。つまり、本来の「賢者」たることが上司に必要ということです。
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以上、良い悪いは別のことです。
これは「現象界」の「生きにくさ」の本質を示し、同時に「生き苦しさ」を避けるため大変重要なコツになると思います。いわば、現象界の、若く純粋な人の学習素材です。
「愚者」の「演技」ができる人は「賢者」です。逆（「賢者」の演技）の場合「愚者」と評価されるのかもしれません。
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木霊 禅
シャーリプトラよ、すべては「空」だ。実体をもつものなど、何ひとつこの世にありはしない。
ならば、終極的には損をする人も、得をすることもないことになる。
以無所得故
菩提薩埵 依般若波羅蜜多故
心無罣礙 無罣礙故
無有恐怖遠離一切 顛倒夢想 究竟涅槃
なにかが実体をもっていることの無い以上、
求道者たちも智恵の大いなる集積に鑑み、
とらわれや覆いを外すことで、恐怖や逆しまの想いを遠くして、無上の理想と出会える。
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どんどん無駄なものから捨て去る。おのずと真実のみが表れてくる。生は自他のまさにユリの根の一枚一枚の皮剥ぎだ。それが「空」の意味。
能除一切苦 真実不虚
羯諦羯諦波羅羯諦
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「自らが建設した想念形態から注目を引き上げるように自分自身へ教え込まなければならない。
想念形態を維持しているのは、魂の生命であって、パーソナリティーの欲求ではない。
物質的な様相は霊的な衝動に自動的に応えるだけのものである。」
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