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2022年12月19日22:09

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自宅で観た映画(コンティニュー、刑事ジョン・ブック 目撃者、地獄のデビルトラック)

3本レビュー行きます。

12/15(木)
「コンティニュー」Boss Level(2020年)
主演 フランク・グリロ メル・ギブソン ナオミ・ワッツ 
監督 ジョー・カーナハン 
Amazonプライムで鑑賞。
元兵士であるロイは朝起きると、殺し屋の集団から次々と襲われて戦うのだが、
そこで死ぬとまた朝起きて同じ事の繰り返し。
何度死んでもまたリセットされる世界にいた。
最近の作品だが未見でこれが初鑑賞。
内容は知らずで、フランク・グリロとメル・ギブソンが出てるから、
「ああ、いつものよくあるB級アクションね」
と気軽な気持ちで鑑賞する。
出だしは確かにB級アクションだが、話が進むにつれ意外と深い内容であるSF作品だった。
主人公が何度死んでも同じシーンから始まりリセットされる設定が、
トム・クルーズ主演の「オール・ユー・ニード・イズ・キル」と同じである。
こちらも主人公がその謎を解こうと何度も死ぬけど、結局は…
明確には伝わらないけど「世界が終末するのを阻止する」内容だったようで、
何故にそんなアクションゲームのような事をしてやるのか私には分かりづらかったが。
主人公のフランク・グリロのキャラが良かったのも最後まで見れた感じもする。
監督のジョー・カーナハンは「特攻野郎Aチーム THE MOVIE」などのライトなアクションもを得意とする監督だから、全体的にはそんな感じだが、
以前にレビューした事のある「THE GREY 凍える太陽」のようなシリアスなものもやるから、後半にそれが来た感じもする。

12/16(金)
「刑事ジョン・ブック 目撃者」Witness(1985年)
主演 ハリソン・フォード ケリー・マクギリス 
監督 ピーター・ウィアー 
Amazonプライムで鑑賞。
夫を亡くしたレイチェルはアーミッシュの村から息子を連れて列車に乗る前、
息子が駅のトイレで2人組の男が1人の男を殺害する現場を目撃する。
その事件を捜査する刑事ジョン・ブックは、捜査するにつれ犯人が同じ刑事であり、黒幕が上司だと知り命を狙われながら、目撃した親子のいるアーミッシュの村へ辿り着く。
ハリソンといえば、SWやインディやブレードランナーだが、最近はそれ以外の主演作を順を追って見てるようになったんでこの作品を。
初鑑賞は85年公開当時、多分梅田東映パラスだったかと思う。
この85年当時はSW3部作も終えて、インディジョーンズ2作の後だし、タイトルに刑事とあるくらいだから「刑事アクション物!」と期待して劇場に行った覚えはある。
確かに中盤に少しとクライマックスの犯人グループとの対決とアクションシーンはあるにはあるが、全体的には刑事サスペンスものかラブロマンスな印象。
劇中に登場するアーミッシュと呼ばれる現代社会から拒絶した集団と、主人公刑事との触れ合いが描かれていて、意外と不思議な味わいのある印象だった。
ハリソンのSWやインディシリーズ以外でのハリソンの新境地である作品であるし、この後の当たり役に囚われない出演作に恵まれていた点でも、ハリソンの大きな転換期ともいえる作品だったと思う。
アーミッシュの未亡人を演じるケリー・マクギリスとのラブロマンスが描かれるわけだが、生きる場所の違いからか結局別れてしまう2人。
これには前にもレビューした人妻との不倫愛を描いた「ハノーバー・ストリート 哀愁の街かど」と通ずるものを感じる。
おまけにこの未亡人の役名が「レイチェル」だから、
どうしても「ブレードランナー」での愛してしまったレプリカントの事を連想してしまう。
人妻、レプリカント、未亡人とハリソンは禁じられた大人のラブロマンスがよく似合う。
また、他のキャストの顔ぶれも面白くて、
アーミッシュの青年の1人にアレクサンドル・ゴドゥノフ(どうしてもダイハードのテロリストのイメージが)
また彼の横にいたセリフが殆ど無いアーミッシュの青年が無名時代のヴィゴ・モーテンセン。
そして、犯人の1人がダニー・グローバーで汚職刑事。彼は翌年の「リーサル・ウェポン」の刑事役で当たるのだが、その前は刑事は刑事でも犯人役だったとは…

12/19(月)
「地獄のデビルトラック」Maximum Overdrive(1986年)
主演 エミリオ・エステベス 
監督 スティーヴン・キング 
U-NEXTで鑑賞。
地球に接近した彗星の影響で、あらゆる機械が意思を持って人間を襲いだす。
あるドライブインでは、意思を持ったトラックの集団に囲まれた人々が脱出しようとするが。
作品は知っていたが未見で初鑑賞。
スティーヴン・キング原作で自身が監督もしたSFホラーであるが…
これが何というか、全体的に緊迫感が全く無いゆるい作品だった。
機械が意思を持って人間を襲いだす設定なんだが、主にトラックが中心で襲ってくるのに、何故か普通車は何とも無かったり(トラックに追われて普通車で逃げるシーン)
舞台はドライブインで何台ものトラックが周りを走り続けるから、
どうやって脱出するか?が話なんだけど、
ドライブインのオーナーが武器のコレクターでバズーカまで持っていて、
前半でバズーカで1台のトラックを1発で撃破するんだが…何故かラストまでそれっきり。
いやいや、バズーカで一掃したら早いじゃないか?(弾が限られてる設定ではない)
トラックに囲まれてるのに呑気に店内でくつろいでるし。
ラストは下水道でやっと簡単に脱出する(最初からそうしろよ)
何かとツッコミどころが多すぎるというか…
全編、AC/DCのロックミュージックが流れるけど、これが逆に返って緊迫感を失くしてる。
それならば、ユーモアあふれるコメディ路線にすればいいかと思うが?どこか中途半端。
劇中やたら人が死ぬけど悲壮感が全く無いしね。
スティーヴン・キング原作の映画化で当たり外れはあるけど、
まさかね、当の原作者が監督したから必ずしも面白くなるとは思わなかった。
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