昨年まではSMEアームはレコードプレーヤーと一体としてしか売らないとされていたのが、下位機種から単売が始まりました。
タイプVの最新型までの単売を目指しているそうで、アーム不足の現代からは朗報ですね。
なお、かつての一世風靡の3009、3012のナイフエッジはタイプVから完全に消えました。
三浦先生やSAECのダブルナイフエッジの解説からは、シングルナイフエッジだった上記アーム。
シュアのトラッカビリティーとSMEナイフエッジの高感度を押し出して、SMEとならテラークのチャイコフスキー1812年をトレースできると。
ところが、そういう強い溝のトレースでは、肝心のナイフエッジからアームが浮いてしまっていたそうです。
そこでSAECは上下のナイフエッジで浮きを抑え込むダブルナイフエッジを。
SMEはTypeVからラテラルバランス型に切り替えたそうです。
SMEの業務の主力は軍事とも航空とも医療の精密機器とも聞いています。
個人的に好きなデザインのレコードプレーヤーのSME。これが好きです。
シェイプに無駄がないですし、コンパクトです。
三浦先生はダイレクトカッティング盤を中心に、ラッカー盤までかけていただけました。
音質は三浦先生からのコメントはありませんでしたが、個人的には研ぎ澄まされたような鋭さはないものの、和めるいい意味で普通の昔からのハイエンドレコードプレーヤーの音といった印象です。
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