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2022年10月16日11:00

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『アイ・アム まきもと』感想

〜小さな市役所に勤める牧本の仕事は、人知れず亡くなった人を埋葬する「おみおくり係」。故人の思いを大事にするあまり、つい警察のルールより自身のルールを優先して刑事・神代に日々怒られている。ある日牧本は、身寄りなく亡くなった老人・蕪木の部屋を訪れ、彼の娘と思しき少女の写真を発見する。一方、県庁からきた新任局長・小野口が「おみおくり係」廃止を決定する。蕪木の一件が“最後の仕事”となった牧本は、写真の少女探しと、一人でも多くの参列者を葬儀に呼ぶため、わずかな手がかりを頼りに蕪木のかつての友人や知人を探し出し訪ねていく。工場で蕪木と同僚だった平光、漁港で居酒屋を営む元恋人・みはる、炭鉱で蕪木に命を救われたという槍田、一時期ともに生活したホームレス仲間、そして写真の少女で蕪木の娘・塔子。蕪木の人生を辿るうちに、牧本にも少しずつ変化が生じていく。そして、牧本の“最後のおみおくり”には、思いもしなかった奇跡が待っていた〜<公式HPより>

フォト


当初はスルー予定だったんですが、オリジナルの『おみおくりの作法』はかなり好きな作品だった&阿部サダヲさんは観ておきたかったゆえ、腰を上げました。
しかし、考えてみれば、阿部サダヲさん、ちょっと前に『死刑にいたる病』で、観たばっかりだったな。

いやあ、これが、結構、オリジナルに忠実でした。
ただ、牧本に発達障害(?)があるっていうのは、これは原作がそうだったのか、今作独自なのか。
牧本が、亡くなられた人の供養にとことんこだわることを日本の観客にすんなり納得してもらえるように、そういう設定にしたのか?
単なる性格じゃダメだったのか。
悪いというわけじゃない。時には、いいアクセントになってきた気もするし、暗くなりすぎるのを抑えるクッションにもなっていたし、阿部サダヲも上手く牧本の一部として、取り入れていたと思う。

食事の質素さは、オリジナルが上?
港町に行くのは同じ。
解雇されるのも同じ。
ただ、オリジナルでは、後半、主人公が恋をしている感じがこちらに伝わってきて、その直後に事故に遭うので、悲しみが2倍になったのに対して、今作では、その’恋’がよくわからなかったというか。
もしや、障害ゆえ?

※予告編
https://youtu.be/XoTL_j4LRqQ

共演陣がなかなか豪華でございました。

あのエンディングをどうするかと思っていたら・・・まあ、ふむふむ、無難に終わりました。
オリジナルを観てない人は、かなり感動するかも。
で、知っちゃってる人は、まあ、私みたいな感じの感想になりそうな。
とりあえず、阿部サダヲは上手かった! 3.5☆
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