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2022年09月23日19:58

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このメンバーで、フェスで「神々の黄昏」公演が実現したらどんなにいいだろう・・・大フィル定期

池田さん、最高です。

大阪 フェスティバルホール
大フィル 第561回定期演奏会
尾高忠明指揮 大阪フィルハーモニー交響楽団
(コンサートマスター チェ・ムンス)
メゾ・ソプラノ/池田香織
ワーグナー:歌劇「リエンツィ」序曲
ワーグナー:ヴェーゼンドンク歌曲集
ワーグナー:楽劇「神々の黄昏」より
 (夜明けとジークフリートのラインの旅〜葬送行進曲〜ブリュンヒルデの自己犠牲)

いやあ、何といっても最後のブリュンヒルデの自己犠牲が最高。池田さんが歌い始めるやいなや、うるうる・・・ああ、これ以上の音楽がこの世にあるだろうか?

この人が歌うブリュンヒルデは、格別です。京響→関フィル→大フィルとこれで3回目だけど、今日はまた一段と良い。深い陰影、ドラマティックな抑揚、フェスの大空間を相手にしてもビクともしない強靭さ。

また大フィルの音がいい。尾高さんの音楽のタメがいい。ハープ4本フルセットを揃えた、ベース8本16型の「大フィルサウンド」で聴くワーグナーの快感。最後の一音を歌い終えた池田さんが瞳を閉じ、恍惚の表情を浮かべて正面上方に顔を向ける、その背後で展開する、天地を揺るがす崩壊のカタルシス、そして羽を拡げた女神が飛翔する「救済」の法悦。聴きながら、ぐすたふくんは涙腺崩壊。いやあ、泣いた泣いた。

いいもの聞かせてもらいました・・・・昨日も来れたらよかったんだけどなあ。

前半では、ヘンツェ編曲の室内楽ヴァージョンで伴奏をつけた「ヴェーゼンドンク歌曲集」が、予想外の佳曲。これも、池田さんの歌唱あってのことだとは思うのだが、透明感のあるバックの響きが良い。まるでシュトラウスの「最後の4つの歌」を彷彿とさせる肌触り、幸せな気分になりました。

尾高さん、大フィルの鳴らし方がもう堂に入ってきたみたいで・・・この組み合わせ、やっぱりワーグナー・ブルックナー・マーラーにはピッタリな気がする。次は、ブル7。これも楽しみです。


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