初日は仙台市中心部にホテルをとってある。理由は七夕まつりに歩ける場所に泊まるため。東北3大まつりのひとつだから、やっぱり行ってみたい。
その前に夕方に駆け込んだのは伊達政宗の霊廟のある瑞鳳殿
時間ギリギリになったので入れるかなぁと不安だったが、行ってみると時間を延長して開館しているとのこと。七夕まつりの間はここもライトアップするようだ
下調べが足りなかったけど、ラッキーした
エリア内の階段はロウソクで照らされている。
こうなるとまだあたりが明るいのがかえって恨めしい。
浴衣のカップルもチラホラいる。たしかにデートにはもってこいだな。
ここは政宗公の遺命で造営された墓所になる。桃山文化を伝える江戸初期の絢爛豪華な廟建築として1931年に国宝に指定されたが、残念ながら戦災で焼失した。
1979年に霊廟の瑞鳳殿は再建され、さらに2001年の改修を経て創建当時の極彩色も蘇った。
入り口の涅槃門も七夕モード
ひとことでいうと日光東照宮のサイズを思いきり小さくしたようなものかな。とにかくその豪華さには驚かされる。
瑞鳳殿の中には政宗公の像が鎮座している。
たが、到着するや否や門が閉じられてしまった。
どうやらこの時期だけご開帳されるらしい。ご尊顔を拝めて再びラッキーしたことになる。
門が閉じられてからゆっくりと周囲を見させてもらう。七夕飾りもたくさん
涅槃門も閉じられている。
少し離れたところに2代忠宗・3代綱宗の霊廟である感仙殿と善応殿がある。
興味深いのは政宗と忠宗の霊廟の脇には殉死者のお墓も10-20基あるが綱宗霊廟にはなく、代わりに無縫塔というものがひとつあること。
これは殉死禁令というものが出て、希望する家臣は剃髪して100日間亡君を弔う擬殉と称するしきたりになったため。代が変わるたびに家臣が殉死していては藩の人材がいなくなるだろうし、そりゃぁその方がいいって
翌日行った青葉城址近くの神社も七夕
ちなみに有名な政宗公の騎馬像は地震のため修理中でした
夕食に市内で牛タンを食べた後は、七夕まつりへ。
自分はアーケード街に見に行ったが、駅前を始めいろいろな会場で七夕飾りがされているそうだ。
商店街だからか、自分の店の前で店名付きの七夕飾りも多い。
七つ飾りという決まりがあって、短冊や吹き流しに加えて、くずかご(清潔や倹約を願う)、投網(漁豊漁を願う)、折り鶴、巾着(商売繁盛を願う)、紙衣(厄除けと裁縫の上達を願う)が必ずなければいけない。といっても吹き流しばかりが目立っているけど。
期間は毎年8月6日〜8日と決まっていて、200万人が訪れるとか。
イベントとしては前夜祭の花火大会
もあるが基本的には飾ってあるだけ。ホントに200万人もくるの?とも思ったが、一度は見てみたかったので良かった。
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