ネットで以下の記事を見かけました。
(参考)NEWSポストセブン「“朝ドラ受け”は無くなる？『ちむどんどん』で顕著な減少 異変か必然か」
https://news.yahoo.co.jp/articles/5142c6d2cee0f7c3cac5356b915af6d4ef4c01d8?page=1
参考記事のネタ元で分かるように、間違っても東洋経済オンラインのような経済誌が発進している記事ではなく、女性誌が出している記事、つまり女性目線の記事だということに注意して読んで下さい。
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暢子（黒島結菜）、和彦（宮沢氷魚）、愛（飯豊まりえ）、智（前田公輝）の恋愛模様を描いた前週・前々週の放送後も、7日に大吉「はあ…気まずい」、華丸「和彦のマリッジブルーがひどいのよ」、大吉「智の暴走がひどい」、鈴木アナ「ちょっと逃げちゃっていますね、みんな」と否定モード。さらに14日には華丸「まっ、われわれが口を出すことじゃない」、大吉「そうそう。もうちょい早く断っておけばよかったのかな」と突き放すようなコメントになってしまいました。
----引用終わり------
低俗恋愛ドラマを思わせるような暢子（黒島結菜）、和彦（宮沢氷魚）、愛（飯豊まりえ）、智（前田公輝）の恋愛模様の回は「あさイチ」MCでもうまいツッコミが出来ないくらいの出来の悪い内容。
(私は「あさイチ」は見ませんが、低俗恋愛ドラマ好きな放送作家はいるはずなので、そういう放送作家をうまく起用してトークをつくるぐらいの工夫は必要だったと思います)
愛の役どころは、親が白金台にマンションを持っている、資産家令嬢という設定で、和彦と結婚式目前で、和彦の心変わりで婚約破棄されてしまう女性。
「ちむどんどん」を見ていた方なら分かりますが、愛は突然現れた登場人物で、ステレオイメージの昼ドラやサスペンスに出てきそうな、悲惨なイジメに遭ったり、不幸に見舞われる資産家令嬢そのものの役。
第三者的に見ても、何故こういう設定にしなければいけないのか疑問に思いますが、前作「カムカムエヴリバディ」の主人公の一人・資産家令嬢・るいは使用人とその子に結果的に財産を乗っ取られる、悪質な昼ドラやサスペンスによく出てきそうな資産家令嬢の立ち位置そっくりですし、その前の「おかえりモネ」は、元々、主人公・百音と菅波先生とのほのぼの恋愛ドラマ的な描写でしたが、菅波先生と百音の幼馴染・亮との修羅場が「邪推」される次週予告が放送された途端、ネット上で「修羅場」が連日のトレンド上位になる有様。
「ちむどんどん」でもそういうふうに描けば、低俗恋愛ドラマファンの注目を得られると考えて愛のような悲劇の資産家令嬢を登場させるのも分からなくはないと思いました。
個人的にはNHKに抗議したくらいですが、mixiの朝ドラコミュを見ても分かりますが、低俗恋愛ドラマを好む人が多いのでそういう人間が多いから、「ちむどんどん」の脚本家・ 羽原大介はそういう登場人物を登場させたのだろうなぁとは思っています。
低俗恋愛ドラマを好むコメントを行った以上、羽原大介を批難するのはやめて欲しいと思っています。
あなたたち低俗恋愛ドラマファンのために登場させたのが愛だと思っています。
明るい「ちむどんどん」の世界に低俗恋愛ドラマ的な悲劇の資産家令嬢を思わせるような登場人物を登場させること自体無理があるのですから、無理やり愛を登場させた以上、どうしても「ちむどんどん」のドラマに無理が出てくるのは必然です。
仮に何らかの事情で愛（飯豊まりえ）を登場させなければいけなかったとしても、「おかえりモネ」で登場した、亮に想いを寄せていて積極的にアプローチをかけたが相手にされなかった野村明日美のように、良質の恋愛ドラマ的に描くことは出来たはずだからです。
東洋経済オンラインではなく、女性誌の記事なんですから、暢子（黒島結菜）、和彦（宮沢氷魚）、愛（飯豊まりえ）、智（前田公輝）の恋愛模様をもう少し擁護してあげてもいいとは思いました。
(これを書いた記者って身勝手だなぁとは思ってしまいます)
それにしても、低俗恋愛ドラマを好むコメントをしておきながら、ちょっと自分の気に入らないとネットで叩くのはやめてほしいです。
「#ちむどんどん反省会」というものがあるそうですが、「ちむどんどん」は、「カムカムエヴリバディ」のるい編・ひなた編や放送再開前後以降の「エール」、「スカーレット」よりよっぽど優れたドラマだと考えています。
「#ちむどんどん反省会」なんて視点で見たら、「カムカムエヴリバディ」のるい編・ひなた編や放送再開前後以降の「エール」、「スカーレット」はそれほど一冊の本が書けてしまうくらいの問題点が指摘出来てしまうくらいの視聴に耐えないドラマだと思っています。
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