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2022年06月30日23:23

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母介助日記6月30日(木)夕分

六時過ぎ、仏壇セット、ベッドメイク、点眼、チョコ棒出し、チン弁当で母分だけ夕食の支度。
母、日課の雨戸閉め(ベランダ側両端の二枚)をして七時、食べましたサインをして夕食開始。
垣間みたローカルニュースで伊東市1人、熱海市3人、沼津市23人と、人口多い都市部からリマインド顕著。
七時半、通販レンタルビデオの投函がてら赤提灯へ徒歩で出かける。
メインの目的は生ビールとその専用ボトルによる持ち帰り(持ち帰って冷蔵庫に入れておくと翌日夕方でも美味しく飲めると発見)ではなく、先日Amazonで購入した二冊の本の出出しを読むことだった。
一冊は「人新世の「資本論」。評判が良くて立ち読み無しで買ったが、想像以上の出会い本だった。
と言うのは、SDGs=免罪符論が出出しから述べられていて、私が直観的に、SDGsは手段なのに、目的に置いている目的工学という専門分野を標榜する人がしていることに対して違和感を持っていたことを、裏付けていると知った。「コンセプト思考術」の受け手側コト実現の論理では、SDGsは機能論であって、目的論=意味論ではないのだが、同じ価値ピラミッドを使って、SDGsを目的論にしているのを見かけた。そうではなくて、SDGsを<特徴的な機能>という解決策=手段論とするべく、目的論として様々な受け手にとっての様様な<コトの個性的な感覚>(自然を守ったり親しむことによるポジティブな様様な情緒)+様様な<コトの画期的な意味>という様様な目的論を模索していくべきなのだと考える。
もう一冊は「人事の古代史」、これは出出しを読むと日本古代を起点とした「日本ならではの官僚論、官僚的世界観」を論じていると分かった。私は、中国古代の官僚制の発生と推移から、「出雲族」の脱国家主義を中国の官僚と官僚制度を嫌った情緒的なものだったということと捉えていた。それが決して的外れではなく、日本人は中国の官僚制を日本のパラダイムに合わせて日本化して導入したが、それが単に今日にも至る制度的なものだけでなく、情緒的なものであることを、実際には意味をなさない名前だけの官吏が律令制下で存在したことや、江戸時代でも源氏名的な官職名が公的に流通していたことで論じている。
それは要は、中国の律令制や官僚制を換骨奪胎して日本人の人間関係や情緒に適応させたが故に可能となったことで、それを初期ヤマト王権において最初に先導したのは、中国の「領域国家」の外臣化し出先機関として「くに」を建てた政商型交易者として官僚化した「安曇氏」ではなく、歴史の表舞台から姿を消した筈の、オオクニヌシが象徴する同盟
「出雲族」の本流だった、あるいはその影響だったということになる。
私個人的には、出雲を去ったオオクニヌシが象徴する本来の同盟「出雲族」の本流は、宗像地方に転じて北部九州を本拠地として「安曇氏」と連携したと考えている。独占的な外戚勢力となった「葛城氏」、それが滅びた後に台頭した「蘇我氏」が、朝鮮の先進文明文化の移入者であったことには、北九州の本拠地を「安曇氏」が去った後に一人残った同盟「出雲族」の本流の後裔が、天皇家に近しい海洋豪族として「宗像氏」と名づけられ、その立場の安定化のために、「葛城氏」や「蘇我氏」と連携したのではないかと考えている。
この時代には、日本の官僚制はまだ創成期にあったが、日本ならではの日本人の人間関係や感受性にそう方向に向い出していた筈である。そこに同盟「出雲族」の本流の影響があったということではないか。
というようなことを、
重い描いて読書しながら生ビールをやるのは、至福の時間だった。
家では、認知症の母の感情生活と身体感覚世界にダイブしてその介助に対応している。
深海に潜るようなダイブだけしていたら、窒息したり圧殺されてしまうだろう。
古代中国にまで遡る歴史的タイムスパンと極東アジアの空間
人新世という現代から近未来に向かいつつあるタイムスパンと地球全体の空間
そこを場とする知識創造空間に身を浸すことが、
母の世界にダイブだけしてたら免れたない心身の窒息と圧殺を免れさせる。
赤提灯の暖簾を潜ったのが(先に店の前を通り過ぎて先にあるポストに通販レンタルDVDを投函して)8時、店を出たのが9時半、このたった一時間半が、水面に顔を出した深呼吸になっている。
酔い心地の帰り道は、独りブレストの道だった。
10時、帰宅。
母はベッドで横になってテレビを見ていて、私が帰ったとわかってからゲロゲロ咳払いを始めた。これは赤ん坊のようにむずがっている状態で、テイクアウトしてきた餃子をチンご飯で夜食ラップ小皿を作り、ベッド横卓の上においたら大人しくなった。
10時半、生ビールをテイクアウトした専用魔法瓶を冷蔵庫にしまい、もろもろチェックして二階に上がる前に母を見ると、夜食を少し食べて落ちついたのかベッドで横になっていた。テレビをつけっぱなしか消すかして寝居るのだろう。
二階に上がり仕事部屋でこれを記録して11時、自室で餃子をつまみに缶チューハイをやってテレビを見て早寝を心がける。
早く床についても精神的にスッキリしないと早く寝つけない。その点、今日は比較的早く寝つけそうだ。
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