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2022年03月26日11:35

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2月の読書日記

 やっと桜が咲き始めたかと思うと雨。ただ、ウチの近所の桜はヤマザクラ系なのが多いので、まだ蕾は堅そうだ。
 宝塚劇場のおみやげを貰いました。めっちゃ可愛い。なんかたべられない感じ、とか言いつつミッフィのチョコをばくばく食べた私わーい(嬉しい顔)

 では図書館から借りた本。昔読んでおもしろかった本をいくつか借りたよ。
○ファイアボールブルースー逃亡(集英社)桐野夏生著:人気レスラー火渡とその付人で0勝の近田のシリーズの最後の奴だと思う。最後のシーンは、近田の試合のシーン。やっと一勝をあげられるかどうかに心がワクワクした。桐野さんも最近は社会派になりすぎた感じがしないでも無い。私は探偵のミロのシリーズなど懐かしく思い出すのだけれど。
○死地 南陵七ツ家秘録(ハルキ文庫)長谷川卓著:忍者とは一線を画した山の者。自然を利用し、自然と共に生きる。そして剣でも槍でもないアクション。前の図書館の片隅にみつけてからこの人の作品に惹かれ、やがてブレイクするも、なんだかあっという間に亡くなった気がする。少しづつ古いシリーズが出るようでそれは楽しみ。
 これは昔の本ではないけれど、シリーズの新刊がでるので借りたのは
○抵抗都市(集英社)佐々木譲:日露戦争に「負けた」日本。終戦から11年後の大正5年、ロシア統治下の東京で身元不明の変死体が発見された。警視庁刑事課の特務巡査・新堂は西神田署の巡査部長・多和田と捜査を開始する。だが、反ロシア活動を監視している高等警察とロシア統監府保安課の介入を受ける。日露戦争に負けたと言う設定が凄い。人の国に支配されるとはどう言うことなのか理不尽なことと思っていたら、ロシアのウクライナへの侵攻。ウクライナが降伏すれば人命は助かる、とかいっている人も居るようだが、いのちが助かれば民族の誇りは踏みにじられてもいいのかということだよ。
 最近また注目を浴びている仁義なき戦い
○仁義なき戦い 菅原文太伝(新潮社)松田 美智子著:小顔でスリムな体型を活かしてモデルをしていた事もあるようだ。緋牡丹博徒シリーズでは、この人が出たのが一番好きである。晩年の活動には疑問があるが、おだやかな顔も味があるのだがなぁ。
○身もこがれつつ-小倉山の百人一首 (中央公論社) 周防 柳著:平安時代の最高権力者・藤原道長に連なる藤原北家ながら傍流の御子左家は、歌壇ではそれなりの実力を発揮しているものの、公家の出世レースではパッとしない家柄。藤原定家は当家の次男に生まれた。知らぬ人のいない「小倉百人一首」には、なぜあの100首が選ばれたのか? 同じく藤原定家選の「百人秀歌」より1首少なく3首だけ異なる理由とは何か。え、そんな事が、と言うようなことが書かれている。

 さて、文庫のなかには、単行本で読んでおもしろかったものもある。それは購入していないけど名前を紹介しておくね。
 大沢在昌「帰去来」、木下正昌輝「炯眼に候」福田和代「梟の一族」西條奈加「隠居すごろく」月村了衛「欺す衆生」
●ストラングラー 死刑囚の告白(ハルキ文庫) 佐藤青南著:死刑囚にして元刑事の明石陽一郎と秘密裏に組むことで、捜査一課の蓑島朗は“ストラングラー”模倣事件を解決した。しかし十四年前の連続殺人事件そのものに迫ろうとした時、証拠捏造をした警部補の伊武が射殺される。それは警察内部に再審請求を望まぬ者がいることを示していた。蓑島は困惑しながらも、拘置所内の明石と協力し、新たなる少女失踪事件解決と大量殺人計画阻止に動く。死刑囚と組むというのがすごい設定で、結構おもしろくこれは続編なので、前の奴も購入
●イクサガミ 天(講談社文庫)今村翔吾著:明治十一年。大金を得る機会を与えるとの怪文書により、強者たちが京都の寺に集められた。始まったのは、奇妙な「遊び」。配られた点数を奪い合い、東海道を辿って東京を目指せという。剣客・嵯峨愁二郎は十二歳の少女・双葉と道を進むも、強敵が次々現れ―。滅びゆく侍たちの死闘、開幕! まだ始まったばかりなのでよく分からないが、おもしろそうである。 
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