映画「アンチャーテッド」

昨日のレイトショー、MOVIX堺で鑑賞。
冒険アクションであるこの作品。

「アンチャーテッド」Uncharted（2022年）
主演　トム・ホランド　 マーク・ウォールバーグ　
監督　ルーベン・フライシャー　

ニューヨークでバーテンダーだったネイトは、トレジャーハンターのサリーにその手先の器用さを見込まれて、50億ドルの財宝探しの冒険へ出る。
しかし、彼らと同じく財宝を狙う敵組織がその行く手を阻んでくる。


久々の劇場での映画鑑賞ですが、最近公開の新作は今いち私的には観たいと思わせる作品が無かったが、これは素直に観たいと思わせる作品だった。
主演が最近「スパイダーマン　ノー・ウェイ・ホーム」でも拝見したトム・ホランドと、
この映画レビューでは何度も多数拝見してるご存じマーク・ウォールバーグ。
監督が「ゾンビランド」や「ヴェノム」など面白い映画をやらすと上手いルーベン・フライシャー。
この組み合わせなら、まず間違いないだろうと迷わず鑑賞。

これ、原作がゲームなんですね。
私自身、ゲームは全くやらないので内容は知らなかったけど、
「アンチャーテッド」というタイトルのゲームがあるのは知っていた。
なので、原作と映画の違いがどうとか語れませんが、
素直に1本のアクション映画としては、これは面白い！
こういう理屈抜きで分かり易い冒険アクション物なんて、久々のような気がする。

【注意】ここからネタバレあり














内容は現代版インディ・ジョーンズといった感じ。
主人公のトム・ホランドの軽快で飄々した泥棒といったキャラに、
どこか雰囲気的に「ルパン三世」ぽい感じもした。
そこへマーク・ウォールバーグとのバディ物の要素が満点で、バディ物アドベンチャーといった感じでまた楽しい。

トムホの軽快で素早い動きが、もうスパイダーマンそのもの。
トムホ＝スパイダーマンだから、当然そんなイメージで見てしまうが、
彼の明るいキャラが生かされたアクションは見てて楽しい。

敵組織のボスがあのアントニオ・バンデラス！
バンデラスが悪役であります。
しかし、意外な事にバンデラスが中盤でアッサリ死亡。
彼の用心棒であるタティ・ガブリエル演じる女傭兵がボスになる。
強面な男連中を部下に率いる女の敵ボスもまた珍しい。

一つよく分からんかったのは、ソフィア･アリ演じる一応この作品のヒロインの存在。
トムホとウォールバーグの2人と組んで味方と思いきや、
実は敵組織に雇われていた裏切り者？
かと思えば、また主人公側に味方しているのがよく分からん？？？
先にこの映画の事を、ルパン三世ぽいと例えたが、このヒロインは峰不二子のようなキャラを狙っているのか？
それならば、出来ればもっとエロい女優さんにキャスティングして欲しかった気もする。

1時間56分と丁度良い長さで、無駄のない活劇の連続で面白かった。
ラストの財宝を見つけたけど、あえなく手に入れなかった…と思ったら！
といったあのオチなんて、一昔前までのこの手のエンタメ系アクションによくあるシーンで、懐かしい感じもした。

最後の最後、いかにも続編ありきで締めるのは、
やはりシリーズ化を狙っているのか？
こういう冒険アクション物は主人公キャラがしっかり出来ていたら、
「次の財宝は何を狙うのか」と続編が作りやすいのでまた期待したい。