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2021年11月28日22:36

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楽屋〜流れ去るものはやがてなつかしき〜

10/21(木)赤坂RED/THEATERへ行ってきました。

フォト


帝劇で「ナイツテイル」を見たあと、ちょっとお茶をしてから、赤坂へと向かいました。

遠い昔、部活でやった事がある「楽屋」。
そして、何度も色々な人が演じてきたと思うのですが、なぜか見た事がなかったふらふら
今回は、保坂さんが出演すると知り、絶対見たいと思ってました。
保坂さんが、ミュージカル以外で舞台に立つ事もありますが、こういう感じの作品は珍しい気がしたし、演じるのは絶対女優Aだと思ったしウインク

出演者は、この4人。
保坂知寿 大空ゆうひ 笠松はる 磯田美絵

舞台装置が、楽屋のセットもあるけれど、その周りを野原のように、ススキが生えていたりと、荒涼とした雰囲気が漂っていて、「凝ってるなぁ〜」と思いました。
お話が進んでいくうちに、「そうだった…だから、この装置なのは、上手いなぁ」と…

一番何が見たかったといえば、女優Aが言う『斬られの仙太』の台詞。
いや〜カッコ良かったなぁ〜保坂さんぴかぴか(新しい)

そして、丁々発止の女優Bの大空さんとのやりとり。
それぞれに生きてきた女優人生を語りながらのシーンは、面白かったなぁ〜
客席も、結構笑っていたしウッシッシ

そこへ登場する、女優Ⅽと女優Ⅾ。
生命力と精神力の強さが際立つ女優Ⅽ笠松さんと、見た目からも儚げな女優D磯田さん。

女優Ⅽが普段隠してる弱さみたいなものも垣間見えて、
笠松さんのそのさじ加減が上手いな〜と思いました。

そして、か弱そうに見えて、どこまでも執着するある種の強さが、逆に不気味にも見えた女優Ⅾの磯田さん。

生きてる事と亡くなってる事の差は大きいけれど、仮に両方とも生きていたとしても、
きっと、お芝居にある目に見える戦いも、見えない心理戦の戦いもあるだろうなぁ。

個人的に思っているのは、女優さんって、女性だけど、
きっと心のタフさは、男性以上だと思う。
まぁ、男性の方が、神経が繊細に出来てるというイメージもあります。
この時代、こんな言い方したら、アンコンシャスバイアスがどうこう言われてしまうのかもしれないけれどあせあせ(飛び散る汗)会社で研修を受けたばかりです、はい。

4人の出演者が演じるのは、女優という職業の業のようなものが如実に表れていて、
見ていて、せつなかったり、もどかしかったり…
でも、それぞれが、懸命に日々を生きていた、生きようとしている姿は、
どこか未来に希望をもたせてくれるのが、不思議です。

どう生きても、1日は1日で、夜はいつまでも続くわけではなく、日は昇る。
世界は、刻一刻と変わっていて、同じ事が続いていくわけでもない。
去年から始まったコロナ禍の終わりはまだ見えないけれど、
ひとまず、今日本は少し落ち着いている感じ。
どの人も、踏ん張って生きようとしてる…
ふとそんな事にまで思いをはせた、そういうお芝居でした。
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