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2021年10月28日12:48

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ラクサンポ220

私の名前は川口民雄。子どものころから、周囲から浮いていた。学校の成績は低空飛行で、お情けで卒業させてもらった。小学校低学年のころからごく普通に生きられないと堪忍した。なんでみんなと同じことができないのだろうか。学校時代の運動会、学芸会、展示会、修学旅行で、周囲のクラスメートと同じ行動をとるのに、非常に神経を使った。仕事をいくつか渡り歩き、発達障害を支援するNPOで働いている。大人になって、検査を受け、検査の結果で、読み書きはかなり厳しいことがわかった。発達障害当事者は別に努力して、普通に見せようとしても、無理である。例え給与は低くとも、暮らしていければ、文句はない。この仕事は自分に向いているようだ。発達障害トラブルシューティングが仕事になった。
川口がパソコンに向かっている。川口が金子の相談をzoomで受けている。

金子
「面接試験は4社受けました。筆記試験がある企業があるので、準備のため勉強しなければなりません。どんな勉強をしたらいいですかね」

川口
「どんな試験をするか、案内に書いてありませんか」

金子
「一般教養だって、書いてあります。公務員試験みたいだと、苦手だな。どうやって準備したら、いいでしょうか」

川口
「本屋の就職コーナーに行けば、問題集が売っています。ネットで調べ、良い問題集があったら、取り寄せて、勉強したら、どうですか」

金子
「ネット検索してみます。後は聞きたかったのは志望動機と経験を履歴書にうまく書けないんですが」

川口
「どうしても、ただ入社したいというのではなく。企業の製品を絞って、私はこう売りたいとか。お客さんに、こんな風に勧めたいとか。具体的に書いたらどうでしょうか。金子さんなら、アイデアが浮かびそうですよ」

金子
「自信ないな。大丈夫かな」

川口
「一緒に考えましょう。残りの企業の製品で、一番好きなものを次回までに探しておいてください」

金子
「いろいろあるから迷いますね。しばらく考えさせてください」


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