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2021年09月30日13:27

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ラクサンポ216

私の名前は川口民雄。子どものころから、周囲から浮いていた。学校の成績は低空飛行で、お情けで卒業させてもらった。小学校低学年のころからごく普通に生きられないと堪忍した。なんでみんなと同じことができないのだろうか。学校時代の運動会、学芸会、展示会、修学旅行で、周囲のクラスメートと同じ行動をとるのに、非常に神経を使った。仕事をいくつか渡り歩き、発達障害を支援するNPOで働いている。大人になって、検査を受け、検査の結果で、読み書きはかなり厳しいことがわかった。発達障害当事者は別に努力して、普通に見せようとしても、無理である。例え給与は低くとも、暮らしていければ、文句はない。この仕事は自分に向いているようだ。発達障害トラブルシューティングが仕事になった。
川口がパソコンに向かっている。川口が依頼者、金子氏にzoomで話を聞いている。

川口
「金子さん、こんにちは、NPO法人スペースいちごの川口です。今日はよろしくお願いします」

金子
「こちらこそ、よろしくお願いします」

川口
「今日の相談は就職の履歴書を書くことですね。ところで、履歴書は手書きですか、それともパソコンで作りますか」

金子
「以前に手書きで、履歴書を書くのがたいへんで、一枚仕上げるのに、まる一日かかりました。それで相談を持ち掛けているんです」

川口
「発達障害のアセスメントを受けましたか」

金子
「検査を受けました。データによると小学校3年レベルの読み書き能力で、事務的な仕事は難しいという結果がでました。パソコンを使えば、書類を作れます。再就職を考えると、履歴書の壁にぶつかります」

川口
「わかりました。それなら、手書きよりも、パソコンで書類を作ることを考えましょう。共有で、履歴書のひな型を見て、履歴書を作成するのでどうでしょうか。まず、ひな型を送ります」

金子
「そうして下されば、こちらも助かります。送ってください」

川口
「今、送りました。これから一緒に書き込みましう」

金子
「ありがたいなあ」



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