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2021年10月05日18:04

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赤潮・・・

 北海道の東の太平洋沿岸で、赤潮が過去に例を見ない規模に拡大し、
 大きな漁業被害が起きているとのニュースが気になっています。
 赤潮はプランクトンの異常繁殖で海が茶褐色に染まる現象です。
 魚はプランクトンがエラに詰まったり、海中の酸素濃度が低下して死んでしまいます。
 海水温が低くプランクトンが繁殖しづらい北海道では、
 2015年に函館湾で発生したことがありますが、
 スルメイカやアワビなど数百匹が死んだ程度だったとの事です。

 今日のSTV札幌テレビでは、9月末から発生した赤潮などの影響で、
 サケ約1万2000匹、サクラマス約2000匹、ツブ0.2トン、コンブ85トンの
 漁業被害が確認されていると報じています。
 北海道は「今回ほど大規模な被害は聞いたことがない」と述べています。
 これから、小型定置網漁やシシャモ漁が始まるとの事で、
 事態が収束するめどはついておらず、被害が広がる事が懸念されているようです。
 更に、ウニは来年の水揚げも望めず、影響は今後4年続くと報じられています。

 赤潮の原因になるプランクトンは暖流に乗って日本海を北上し、
 稚内経由でオホーツク海側に回ることが分かっていて、
 釧路周辺では大量発生しないと考えられていました。
 今回のルートは確認されていませんが、
 専門家の間では津軽海峡を通ってたどり着いたとの見方が出ているようです。

 一方で、サケやサンマなど北海道を代表する魚の不漁が続き、
 ブリなど、本来暖かい海の魚が多く網にかかっているとのニュースもあります。
 長いスパンで取れる魚が変わる
 「魚種交代」が起こっている可能性が指摘されています。
 北太平洋は数十年単位で海流や水温の変動を繰り返していて、
 北海道東部では昔から魚種交代を繰り返してきたとの事です。
 昭和初期の釧路港では、マグロが大量に水揚げされていたようで、
 釧路市周辺で取れる魚は
 明治時代のニシンから、マグロ、マイワシ、サバ、スルメイカ、そしてサンマと
 10年から20年の間隔で入れ替わってきました。

 魚種交代は、ある意味自然現象なのかも知れませんが、
 赤潮の原因は、海水温の上昇があり、
 海水温の上昇は、地球温暖化の影響があるようにも思えますし、
 魚種交代の裏にも、地球温暖化が潜んでいるのかも知れません。
 今年は、今もって暑い日が続いていますし、
 最近の台風の動きもこれまでとは違っていました。
 これからも様々な分野で影響が出そうな気がしています。


【今日の一句】
 名前でず ヒント探して 長話し
 

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