孫のター君は小学２年生。夏休みの自由研究のテーマは沢蟹。数年前に大子に遊びに来た時、近所の家の裏庭を流れる沢で、沢蟹を見つけたのが切っ掛けです。７月に大子に来た時にも見たよね。
そんなある日、大子の家の車庫前で沢蟹一匹が散歩中なのを発見。沢蟹がター君の研究テーマだったと思い出し、可哀そうだけど東京のター君の家に運んで、観察方々飼って貰うこととしました。
ただ運ぶのは２日後、生かしておくのにも経験が無く飼育方法も知りません。取敢えずバケツに入れて、大根と葉で隠れ家を設け空缶製の水プールも追加。悩んだエサは出汁用の魚粉と冷凍エビ。
後で調べると沢蟹は雑食性で何でも良かったようですが、ター君は公園で見つけたザリガニを飼っていて、ペットショップの餌が有り心配無用。こうして沢蟹君は車に揺られ無事ター君の手元へ。
ところで沢蟹で思い出すのが２つのエピソード。最初は40年前、天竜川沿いを車で走っていた時、沢蟹の一群が道路を横断して水場へ向かうのを見たのです。幅２mに拡がる長い大行進でした。
もう一つは子供のころ母から聞いた話。母が育った奈良県の山奥では、沢蟹は夕食の味噌汁の具材。そして金属鍋を叩くだけで集まってきて自ら味噌汁に飛び込むとか。冗談か本当かは確認せず。
沢蟹を全国で見かけますが、雨混じりの日が多い感じ。小さいので車に挽かれてペシャンコも多く、横断歩道が必要かも？さてター君の自由研究の進み具合が気に掛かります。見に行くとするか。
後日談。沢蟹君が死にました。ガラス瓶から逃げ出して、家具と壁の間で死んでいたのを発見したそう。きっと隠れ家を探してたんだよね。東京に運んでゴメン。この悲しい経験を役立てようね。
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