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2021年08月14日07:56

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昨日観てました

実写もうらやむ豪華俳優陣 『もののけ姫』石田ゆり子&美輪明宏ら“声の演技”に注目
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=100&from=diary&id=6628622

この頃、金曜ロードショーがアニメの時は観たいって思うようになって、
「もののけ姫」観てました。

24年前の作品なんですね。

当時劇場で見てましたが、内容の意味するところはほとんど分かりませんでした。

今回、「dボタン」であらすじを追いながら、
ベルリン国際映画祭での宮崎駿さんのコメントを読むこともできて、
なんとなく、作品のテーマというか、言わんとすることが分かったような気もします。

簡単に言うと、人間が生きる上でつきものの、
争いたくないのに争うとか、憎みたくないのに憎み合うとか、
そういう問題と、どう向き合っていけばいいのか、
という事を監督は描きたかったのかな、と思いました。

最終的には、どうしても立ち入れない、
何かと何かとの間(人と人、人と自然、人と神?)の壁というのがあって、
それが何か矛盾を抱えながら、互いに存在し合うっていう事があって、
その矛盾と向き合う事が、生きるという事に含まれるおざなりにできないテーマなのだ、
という事を、この映画は言いたかったのかなと。

世の中に宗教というものがいっぱいあるのは、
人間がその問題と一生懸命向き合ってきた結果なのだと思うし、
そういう探求があるのは、人が人らしく生きている証拠なのかな、と思います。

自然の世界と人工の世界が対比して描かれていて、
最後に主人公は、タタラ場という町で生活することを宣言していました。

矛盾を抱えた世界の中で、自分の立つ場所を明確にできるという事は、
幸いな事だと思います。

一番良くないのは、世の中の理不尽さに不満を言いながら、傍観者になる事です。

自分の立ち位置にしっかり立ちたいという事を、改めて思わされる映画でした。
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