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2021年01月03日20:27

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2021年 年始のこと

2021年 年始のこと


*カイベルト*****************************************************

私の好きな指揮者の一人に
ヨーゼフ・カイルベルトがあります。
キングレコードで確か1000円の廉価版で並んでいて、
貧乏人には有難いLPシリーズでした。
そして、Telefunken原盤の音色が、すこぶる好みに合って、
ブルックナーの交響曲6番をはじめ愛聴盤となっていました。

時代は音源がデジタル化され、
ダウンロードが当たり前の時勢となり、レコード会社の再編が行われ、
果たして、かつてのレーベル名が何だか判らなくなってしまいました。

昨年、ネットでこの名を検索すると、
「カイロベルト」として「カイロ付の腹巻」が多数ヒットするのでビックリしました。

しかし、幸いにして telefunken 録音集 なる組みモノを認めて、
すかさず購入しておいたのです。
それを、正月に聴きました。

Telefunken
Joseph Keilberth: The Telefunken Recordings 1953-1963
https://www.warnerclassics.com/release/joseph-keilberth-telefunken-recordings
https://wmg.jp/joseph-keilberth/

グローバル化とは申せ、
独逸 Telefunken と 米国ワーナー が、どうして結びつくのか、
理解に苦しみます。

そして、フル・リマスタリングとあったので、
Telefunkenの美しい音色が、全て米国系の、例えば、RCAやVICTOR の
ミッキーマウスの様な、能天気で、だらしない音色になっていたらどうしよう?
と、不安になりました。

結局、左様な心配は無用で、十分に楽しめるセットでありました。
ただ、かつて聴いていたLPの方がもう少し歪が少なかった様な印象を受けましたが、
これは気のせいに違いありません。

特に、ベートーヴェンの交響曲4番、8番、ブラームスの3番に、
当時は気が付かなかった良さを改めて再発見でき、嬉しい収穫でありました。


*SRX250F ブレーキクリーニング*************************************

SRX250F ブレーキ改善検討1
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1977626372&owner_id=436214
に於いて、SRX250Fのフロントブレーキの制動能力に不満がある。として、
キャリパー交換の具体的な検討までしておきながら、
今日は寒いから。とか、今日は乗りに行くから。など、
なかなか手が尽かず、執行に至りません。

それは、純正のZ200のときの様に、
現代道路交通事情に於いて身の危険を感じる。程ではないからです。
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1977026619&owner_id=436214
その「とき」が来たら、やることでしょう。

で、正月早々、ブレーキパッドの面取りと、キャリパー清掃を行いました。

51Yのフロントキャリパーを外します。
六角レンチでブレーキバッドのガイドピンをネジ回した後に抜きますが
板バネでテンションが掛かっていることもあって、これが硬いのです。
で、なんとか抜き取ってみると、ピンには、
ブレーキパッドの台座のメタルとの摩擦による跡がクッキリ。
摩耗と云うより、メッキが削り落されて地金が出ています。
これは、メンテナンスにうるさい方や、レースに参戦なさっている方なら、
直ちにゴミ場行きに相違ありません。

私のSRX250Fは、1984年、バブル世代のオートバイですが、
現代の、さも正論の様に費用対効果をうたう、マニュアル世代の製品からすると、
尋常でないくらいに、パーツにコストが掛かっています。
それは、エンジニアの拘りが随所に見られる。とも云えるし、
無我夢中でやり抜いた試行錯誤の痕跡。とも申せます。
いずれにせよ、
「手を抜く」と発想そのモノが、なかったイケイケ時代の製品です。
軽量化を達成するために
シリンダヘッドカバーに
マグネシウムダイキャストをシレッと採用しているくらいです。


さて、このブレーキキャリパーも、純正では、
ブレーキローターにパッドが平行ではなく斜めに当たる様に
金属製のスペーサが入っていました。
そのエンジニアは良かれと思ったのでしょう。私は外しましたが。
先述した高価そうなガイドピンも、
パッド交換の度に消耗品として交換する。くらいの勢いだったのかもしれません。

ブレーキパッドを洗浄、脱脂し、端面のササクレを平ヤスリで均し、
キャリパーをパーツクリーナーで清掃。
ピストン部には、CCI社の メタルラバー MR20(ブレーキ用非鉱油系ラバー潤滑剤)を
http://www.suzuki-sds.jp/msds/static/downloads/99000-59019-000_dealer.pdf
軽く差しておきます。
ピストンとブレーキパッドの接触面にはワコーズのブレーキプロテクター。
先のガイドピンにはシリコングリスを薄く塗っておきました。

これで、峠は安心して楽しく乗れる筈です。

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