トヨタが久々に開発した本格的スポーツ4WDモデル『GRヤリス』がいよいよ発表されました。
GRヤリスRZハイパフォーマンス 1stエディション
※こちらはCVT仕様のコンセプトモデルですが、外観に差異はありません。
標準仕様のヤリスは5ドアボディしか設定がありません。
したがってGRヤリスの3ドアボディは完全な専用設計。
トミ・マキネン・レーシングと共同開発によるボディは、次期WRカーのベース車として空力性能を重視したルーフラインの低さが特徴となります。
そのボディはエンジンフードと左右のドアパネルをアルミ製、ルーフをフォージドカーボン製とすることで軽量化と低重心化を両立しています。
GRヤリスRZハイパフォーマンスのシャシー
エンジンは専用のG16E−GTS型直列3気筒DOHCターボエンジンを搭載。
最高出力272ps、最大トルク370Nmを発生します。
RZハイパフォーマンスにはインタークーラーウォータースプレーも装備されます。
トランスミッションも専用の6速マニュアルを搭載。
4WDシステムは新開発の『GR−FOUR』と呼ばれるもので、電子制御多版クラッチ方式のビスカスカップリング式センターデフをリヤアクスルに搭載し、走行モードによって前後駆動力配分がノーマル(60対40)、スポーツ(30対70)、トラック(50対50)の3段階に制御されます。
RZハイパフォーマンスには前後のトルセンLSDも搭載されます。
サスペンションはフロントがマクファーソンストラット、リヤがダブルウィッシュボーン。
ブレーキはフロントに4ポッド、リヤに2ポッドの対向ピストンキャリパーを備えた4輪ベンチレーテッドディスクを採用しています。
タイヤサイズは225/40ZR18で、グレードによってホイールとタイヤの仕様が異なります。
車両重量は未公表ですが、計算すると1280kgとなります。
ラリー仕様のコンセプトモデル
すでにラリー用のパーツとしてアンダーガードやグラベル用サスペンションキット、3速クロス+ローギヤードファイナルからなるクロスミッションキットなどが開発中となっています。
そして今季のスーパー耐久ST2クラスにGRヤリスが参戦することも発表されました。
2020年仕様のヤリスWRC
現行型ヤリスWRCは今季が最後となりそうですね。
3冠達成はなるんでしょうか?
☆トヨタGRヤリスRZハイパフォーマンス 車両諸元
全長:3995mm
全幅:1805mm
全高:1460mm
車両重量:1280kg ※計算による
エンジン型式:G16E−GTS
エンジン形式:水冷直列3気筒DOHCターボ+空冷式インタークーラー
総排気量:1618cc
最高出力:272ps
最大トルク:370Nm
トランスミッション:6速マニュアル
サスペンション:Fストラット Rダブルウィッシュボーン
ブレーキ:4輪ベンチレーテッドディスク
ホイール:8J×18
タイヤ:225/40ZR18
価格
RZハイパフォーマンス 1stエディション:456万円
RZ 1stエディション:396万円
※1stエディションは6月30日までの期間限定予約モデル。
夏頃発売の標準仕様は同価格の予定。
※レースベース車『RC』については現時点では情報がありません。
特設ホームページ
【
https://toyotagazooracing.com/jp/gr/yaris/1stedition/】
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