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2020年10月30日17:52

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栃木県知事選・・・

 任期満了に伴う栃木県知事選が昨日告示されました。
 無所属で5選を目指す現職の福田富一氏に対し、
 同じく無所属の元NHK宇都宮放送局長で新人の田野辺隆男氏が挑む選挙になります。

 福田氏が初当選した2004年の知事選を除き、
 過去3回の知事選は
 福田氏が共産系候補者との一騎打ちで圧勝する構図が続いて来ました。
 今回は2016年の参院選で野党統一候補として敗れたものの、
 31万票を獲得した田野辺氏との選挙戦になり、
 下野新聞は、「16年ぶりの本格的な対決選挙となる。」と報じています。

 福田氏は、先日の魅力度ランキングで最下位になってから、
 調査会社に直接乗り込んで話題になりました。
 この評価は様々かと思いますが、僕の周囲では、余り評判が良くないようです。
 この辺どのように影響するでしょうか?

 福田氏は2004年の選挙の時は宇都宮市長でしたが、それを辞して出馬しました。
 したがって、宇都宮市長選も同時に行われます。
 こちらもやはり5選目を目指す現職と、
 宇都宮市内が整備を進めている
 次世代型路面電車のLRTに反対する候補の対決になりそうです。
 知事選と市長選の同時選挙は、どちらが不測の事情で欠けない限り続くのでしょう。
 1度で済むから良いとの見方もありますが。
 来年の千葉県知事選挙でも、
 熊谷千葉市長が市長職を辞して立候補する事が報じられています。
 この噂通りになると、
 結果はどうなっても、
 千葉県でも知事選と市長選が同時に行われる事になると思います。

 選挙の公約の違いなど色々ありますが、
 結局は多選が良いかどうかの問題になりそうな気がします。
 今朝の下野新聞の一面のタイトルは「継続、変革 県政問う」でした。
 特に福田氏は、最初に当選した時に「権腐十年」を掲げていました。
 この言葉は、朝鮮の古い格言のようですが、
 細川護熙元総理が、腐は表現がきついので、「権不十年」と言い換えたようです。
 ともかく、長く権力を握ると腐るとの意味だと思います。
 福田氏は当初はそんなに長く知事でいようと思っていなかったのかも知れませんが。

 田野辺氏のポスターには、
 「5期20年は長すぎる」とのフレーズが書いてありました。
 この言葉は栃木県内では、かなり重みのある言葉です。
 2000年の知事選の時に、やはり5期目を目指していた渡辺文雄氏が、
 現在衆議院議員を務めている福田昭夫氏に875票の僅差で敗れました。
 その福田昭夫氏は2004年の知事選で福田富一氏に敗れて、
 衆議院議員に転身しました。
 2000年の選挙の時、投票日の直前に宇都宮市内の多くの場所に、
 この「5期20年は長すぎる」のビラが貼りだされました。
 盤石だと思っていた渡辺氏が敗れたのは、
 この言葉が原因だったような気が今でもしています。
 今年7月に行われた小山市長選では、6期目を目指した現職が、
 新人候補に敗れる波乱もありました。
 この辺がどう影響するのかも注目しています。

 福田富一氏が、自民党と公明党の推薦を受け、
 県内全部の市町や多くの団体・企業の支持を集めて、組織型の選挙を行うのに対し、
 田野辺隆雄氏は、政党の推薦を断り、「無所属県民党」を名乗り、
 各市町の勝手連的な草の根運動で選挙に臨んでいます。
 どのような結果になるでしょうか?

 前述のように宇都宮市長選も行われます。
 告示日前ですが、今のところ、3人が立候補を表明し、
 戦いの構図がほぼ固まっています。
 現職の佐藤栄一氏は、福田氏と同じく自民、公明の推薦を受け、
 ともに5選を目指し「多選批判」を警戒する福田富一氏と共闘を強める構えです。
 一方、新人で弁護士の須藤博氏は、立憲民主、共産、社民、新社会各党の推薦を受け
 「野党共闘」をアピールしています。
 新人の前市議西房美氏は、市が進めるLRT整備に慎重な票を、
 須藤氏と取り合う可能性があると報じられています。

 栃木県知事選と宇都宮市長選、どうなるか興味津々です。
 11月1日には、大阪都構想の賛否を問う住民投票があり、
 その後にはアメリカ大統領選挙もあります。
 それぞれどのような結果になるかも興味を持っています。


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