mixiユーザー(id:4310558)

2020年07月03日09:46

47 view

ラクサンポ154

私の名前は川口民雄。子どものころから、周囲から浮いていた。学校の成績は低空飛行で、お情けで卒業させてもらった。小学校低学年のころからごく普通に生きられないと堪忍した。なんでみんなと同じことができないのだろうか。学校時代の運動会、学芸会、展示会、修学旅行で、周囲のクラスメートと同じ行動をとるのに、非常に神経を使った。仕事をいくつか渡り歩き、発達障害を支援するNPOで働いている。大人になって、検査を受け、検査の結果で、読み書きはかなり厳しいことがわかった。発達障害当事者は別に努力して、普通に見せようとしても、無理である。例え給与は低くとも、暮らしていければ、文句はない。この仕事は自分に向いているようだ。発達障害トラブルシューティングが仕事になった。事務所での会議

スタッフ男
「事務所の契約は来月までです。みなさん、事務所を私の自宅にすることに賛否を問いたいと思います」

スタッフ女1
「ここに居る4人とも、賛成しているんだから、それでいいでしょう」

川口
「この前、シエアオフイスの件を検討したいという話がありましたけど、どうなっているんですか」

スタッフ男
「それなんだけどさ。私の家なら家賃がかからないでしょ。このNPOも助成金を三つばかり申請したけど、満額、もらえるわけではない。経費をこれ以上、切り詰められないです。皆さんの給与も払えなくなりますよ」

スタッフ女2
「好きで、この仕事を続けています。正直なところ、ここの給料で、やって行けないので、別に働いています。この団体を継続させてほしいので、賛成します」

スタッフ女1
「テレワークにしたら、通勤時間が減って、楽になりました。相談者がパソコンを使える人々が多いから、問題ないです。事務所がどこでも、かまいません」

川口
「ああ、事務所の場所、気に入っていたのにな」

スタッフ男
「川口さんが、自分で借りればいいのに」

川口
「それが、できれば、苦労しないですよ。どこへ行こうと、仕事はできる」



0 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2020年07月>
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031 

最近の日記

もっと見る