就職祝い

甥っ子が高校卒業と共に地元に就職する。
上の学校には行かないのね。
まぁなんて親孝行なんでしょうね。

そこで就職祝いをした。
スーツを買う事にしたのだ。

彼も複雑な家庭に生まれた。
シングルマザーの一人っ子の立場は多感な時期には色々考える事もあったろう。
それでも立派に育ったのは偉い。
で、スーツ一式を買い揃えた。

仕事は作業着っていう感じの制服が当たる。
でもスーツが必要なのよ、男はさ。
これ一着あればフォーマルな場面は全部行けるもんね。
ここは女に任せてられない。え。男女差別？いや、分業制なだけですよ。

青山で全部揃えた。
スーツはもちろんツーパンツ、コート、ワイシャツ2着、革靴、ベルト、ネクタイ。
しめて税抜き7万円。
高っけぇなオイ。しかし男のスーツは戦士の鎧と一緒。ここでケチっちゃいけません。
私のスーツより高いのはちょっと•••いや、お祝いですから。
自分で買わないよこんなの。

就職したら、いきなり社会の荒波に放り出される事になる。
自分だけの道を歩んで欲しい。