静かな時間が重たいときもある
それでもその重たさを
かみしめていたいときもある
だから私は何も言わず
背中向きに
君と一緒に座ってた
結果はあまり意味をなさない
どーにもならない事実と
どーにもならなかった結果
もう冷たくなったそよ風が
2人を取り巻く
しばらくじっとしていたけど
沈黙が苦手な私は口を開いた
「もうじき雪が降るね」
「俺の故郷は雪が深いんだよな・・・」
「私はこの世界で初めて雪を知ったかな」
「ここの程度なら雪も可愛いいのだけどね」
私は君の顔をうかがった
どれくらい積もるのだろう?
想像もつかない
この世界だって一面の銀世界になるのに・・・
何でもない会話が救いになったならいいけど
7fin
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