とにかく3歳馬戦にＧ�鞠呂�出てこない今年。
それがどんどん古馬戦に集まっていきました。
結果…やはりとんでもないことになりました。
第160回 天皇賞(秋) (Ｇ��)
天皇陛下御即位慶祝記念大会
東京競馬場 芝2,000ｍ 3歳以上 国際 定量
菊花賞のちょうど2倍。こちらは160回という記念大会。
しかも天皇陛下の即位礼正殿の儀が終わった後ですので、
天皇賞としても大きな記念大会になります。
それはいいのですが、記念大会だからなのでしょうか。
有力な3歳馬たちも含めて、とにかくここに有力馬が
集まりすぎた結果、本当にとんでもないことに…。
出走頭数16頭中、Ｇ�鞠呂�10頭。
Ｇ�鞠呂領┐任いΔ�67.5％です。おそらく史上初？
もちろんこれらを全部優勝候補として挙げていくわけには
いきませんので、名前だけ全部ご紹介します。
アーモンドアイ(牝馬三冠、ＪＣ、ドバイターフ)、
ケイアイノーテック(ＮＨＫマイルＣ)、
スワーヴリチャード(大阪杯)、アエロリット(ＮＨＫマイルＣ)、
マカヒキ(ダービー)、ダノンプレミアム(朝日杯ＦＳ)、
サートゥルナーリア(ホープフルＳ、皐月賞)、
ワグネリアン(ダービー)、アルアイン(皐月賞、大阪杯)、
ウインブライト(Ｑエリザベス�僑�) の以上10頭。
単純に集計してみても、大阪杯馬2頭、皐月賞馬2頭、
ダービー馬2頭、ＮＨＫマイルＣ馬2頭で、すでに8頭。
海外Ｇ�気鮴�覇した馬が2頭。これで10頭になります。
Ｇ�詰ゾ／瑤鯀蹈函璽織襪垢襪函�16勝になり、
今回の出走頭数の総数と同じになるという状態です。
さすがに…集まりすぎかな。
これはこれで絞りにくい状態です。まずはこの距離での
実績はどうか、東京での成績はどうかという観点で、
絞っていくしかないように思います。
多分それでも7〜8頭は名前が挙がってしまいますけど。
本当にレイデオロとリスグラシュー、フィエールマンも
出走していたらどうなっていたことか。
有馬記念はこれらの馬も集まりそうですし…恐ろしい。
1枠2番 アーモンドアイ
やはりこの中でも一番注目を集めるであろうという馬は、
この最強牝馬ですね。キャリア8戦6勝2着1回3着1回。
Ｇ�汽織ぅ肇�5勝をマークしている最強古馬。
牝馬に限定という枠を超えて、秋の古馬Ｇ�汽轡蝓璽困�
第1戦が始まる前から、すでに今年の年度代表馬最有力候補。
三冠牝馬で昨年のＪＣ優勝馬。今年は海外Ｇ�気鮴�覇し、
国内では安田記念(東京Ｇ�機┝�1,600ｍ)で3着。
これでこの天皇賞(秋)で優勝し、同じ東京競馬場で行われる
ジャパンカップ(東京Ｇ�機┝�2,400ｍ)で優勝すれば、
おそらく年度代表馬はほぼ内定かもしれません。
もともと安田記念のマイルよりも中距離以上の方が得意。
得意の東京だからこそ、距離では苦手なマイルであっても、
安田記念で3着に入っています。
得意距離の中距離以上になるここからは、この馬にとっては
大きなアドバンテージになります。まずは天皇賞馬になる
という夢を果たしたいところですね。
天皇賞牝馬というと過去4頭。エアグルーヴ、ウオッカ、
ヘブンリーロマンス、ブエナビスタとそうそうたるメンバー。
でも3歳の時点でもこれらの馬以上の牝馬だと評価の高い
この馬は、すでに天皇賞牝馬になるべき馬だと、
前評判から言われているような馬でもあります。
血統も何度かご紹介した通り、父はロードカナロア。
考えてみると、ロードカナロアはキングカメハメハ産駒。
この血統がこれからは非常に重要になりそうです。
母がエリザベス女王優勝のフサイチパンドラでサンデー系。
この組み合わせの東京での強さは折り紙付きです。
調子を落としてさえいなければ、もちろん最有力候補ですね。
7枠14番 ワグネリアン
次に挙げる馬とどちらを先に紹介しようか悩みました。
そこでまずは皐月賞馬よりもダービー馬を優先しました。
東京での実績が決め手ですね。
ディープインパクト産駒で、母父がキングカメハメハ。
やはりこの組み合わせらしく、東京が大の得意。
ダービーの1勝を含めて、東京では負けがありません。
内枠でも外枠でも勝てているという点で、
東京なら力を発揮できているという印象が持てます。
天皇賞(秋)コースの外枠は、スタートから最初のコーナー
までの入りがだいぶ不利です。昔よりはよくなりましたが。
今回がかなり外枠ですので、それが心配されるのですけど、
そこは東京が得意のこの馬ならばという期待感でカバーです。
今回は休養明けなので、鉄砲使いでの実績はどうか
という点と、古馬相手の重賞では未勝利なので、
古馬重賞の初優勝を天皇賞で達成できるかに注目です。
5枠10番 サートゥルナーリア
菊花賞を回避してこちらに回ってきました。
言わずと知れた今年の皐月賞(中山Ｇ�機┝�2,000ｍ)の優勝馬。
それとホープフルＳ(中山Ｇ�機┝�2,000ｍ)でも優勝しています。
まだ3歳馬ですから、キャリアといってもと思いますが、
6戦5勝でＧ�気�2回優勝している馬です。
やはり現状でも今年の3歳馬では最強馬といってもいい馬ですね。
ただ、この点を心配な点とするのはかわいそうなのかも
しれないのですが、3着にも入れなかった唯一の敗戦が
東京競馬場のダービー(東京Ｇ�機┝�2,400ｍ)です。
実は東京競馬場では勝てていません。でもそうはいっても、
東京競馬場での出走経験がこのダービーしかないもので、
これで東京は不得意と考えるかどうかは微妙です。
中山や阪神で実績があるので、ひょっとするとやっぱり不得意？
という印象を持つ面もありますが、これもあくまでも憶測です。
そうはいっても東京競馬場の経験が少ないことはややマイナスです。
東京競馬場は難しいので、東京競馬場の経験不足は不利です。
これを素質でカバーできるかどうかがカギですね。
枠順としては一番いいところに入っていますので、
チャンスは十分です。
父はアーモンドアイ同様のロードカナリアでキングマンボ系。
そしてこの馬は走りなれれば東京は決して不得意では
ないはずだと信じる要素になるのは、母がオークス馬の
シーザリオだということです。母がシーザリオだと、
当然その父はスペシャルウィークです。
東京コースの申し子だったこの母系の地が開花すれば、
むしろ東京は大の得意なはず。
ここが評価の難しいところです。
7枠4番 スワーヴリチャード
昨年の大阪杯(阪神Ｇ�機┝�2,000ｍ)の優勝馬です。
大阪杯の優勝賞馬を2頭、ここから挙げていこうと
考えたのですが、まずは昨年の優勝馬から。
中距離以上のＧ�詰ゾ’呂涼罎如�東京での成績で
やや上位かなと感じている点で、まずはこの馬を挙げました。
東京での重賞優勝経験は2回。それもすごいのですが、
さらに目を引くのが、ダービーではレイデオロの0.1秒差で
2着だったという点です。Ｇ�気陵ゾ，和膾綰佞任垢韻鼻�
こうした小回りのコースでしか実績がないわけではない
という点で、期待が持てる馬です。
何しろ父は東京が大の得意だったハーツクライですし。
母系はファピアノ系ですが、アメリカのＢＣで活躍する馬を
大量生産しているサイヤーラインのアンブライドルドから
アンブライドルズソングの流れを持つ血統です。
非常に優れたスタミナ能力を誇る血統ですね。
ただ1点心配なのは、最も着順が低かったのが、
昨年の天皇賞(秋)での10着で、東京競馬場では優勝経験も
あれば大敗している経験もあるというわけです。
次に挙げる馬と比較してどうしても悩んでしまうところが、
こちらの方が安定感という点で不安が多いことなんですね。
その粗削りなところがなければ、もう少し評価が高い
はずなのですが。
7枠16番 アルアイン
スワーヴリチャードの項目からも何度かほのめかしていた
のがこの馬です。スワーヴリチャードと同じく大阪杯優勝馬。
しかもこちらは今年の優勝馬。そして皐月賞馬でもあります。
スワーヴリチャードと同世代ですが、この両馬の
ダービーでの比較で、まずはスワーヴリチャードを先に
挙げたというわけです。
あの時のダービーではレイデオロから0.3秒差で5着。
やはりこの時レイデオロの2着だったスワーヴリチャードは
立派でした。ですが、スワーヴリチャードのところでも
書いた通り、スワーヴリチャードは安定感が今一つで、
昨年の天皇賞(秋)でも激突していますが、
その時はスワーヴリチャードが10着と大敗。アルアインは
持ち前の安定感でレイデオロの0.4秒差で4着でした。
相手が誰であろうと、距離適性さえ合っていれば、
大負けは決してしないのが、この馬の強さです。
父はディープインパクトで、もちろんサンデー系ですね。
母はＢＣ優勝のドバイマジェスティで、エーピーインディの
流れをくむ血統です。シアトルスルーを経由する
ボールドルーラー系ですので、スタミナ面の強さが
魅力の母系ですね。
心配なのは、キャリアでは東京コースの経験が
2回しかありませんということと、結局東京では勝った
ことがないということ。それと一番大外だということ。
そのあたりの心配があり、スワーヴリチャードと比べて
どうだろう？ というところはあります。
この時点でもダービー馬4枠8番 マカヒキ を
挙げられないという点。ＮＨＫマイルの優勝馬2頭も、
距離がマイルだったから、今回は揚げないでおこう
というあたりで、この層の厚さがわかるかと思います。
参考までのもう1頭に海外Ｇ�気陵ゾ，魴亳海靴�
8枠15番 ウインブライト もおりますから、
本当に今回は絞り切れません。
最後にもう一点。
今回レイデオロは休養のため不出走ですけど、
そういえば宝塚記念を制したリスグラシューはどうしたの？
というと…こちらはなんと現在、南半球に足を延ばし、
オーストラリアへ遠征中です。
コックスプレート(豪Ｇ�機┝�2,040ｍ)に出走予定で、
日本時間で今日10/26(土)の14：55に発走予定です。
こちらも大注目ですね。
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